カテゴリー「~コミカル」の26件の記事

2008年3月14日 (金曜日)

【映画評】グミ・チョコレート・パイン

好きだった女の子の自殺に翻弄される大槻ケンヂ原作の地味に笑えるサブカル青春映画。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2008/01/12)

 会社をリストラされた大橋賢三(大森南朋)はしばらく帰っていなかった実家に戻った。そこで彼は自分宛に届いていた手紙の束の中から懐かしい名前を見つける。高校時代に好きだった山口美甘子(黒川芽衣)からだ。その手紙にはたった一行、「あなたのせいなのだから」と書かれていた。
 憤りを隠せない賢三は旧友のカワボン(マギー)と連絡を取るが、再会した彼から聞かされたのは予想だにしない事実だった。山口美甘子は死んだ、しかも自殺でと…。

 その後映画は高校時代の彼らと現代とを交互に描いていく。
 ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督、原作は大槻ケンヂ。

 ゆるい笑いをちりばめた“うずき”の青春映画だ。ぐさぐさ刺さってくるわけじゃないんだけれど、昔の傷口がうずくような、そんな痛み。

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2008年3月 5日 (水曜日)

【映画評】チーム・バチスタの栄光

竹内結子と阿部寛が連続する手術中の死の謎を追う医療サスペンス。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2008/02/19)

 手術中の連続死は成功率相応の単純な失敗なのか、それとも故意の連続殺人なのか、という、医療現場を舞台とした推理サスペンス。

 殺人の可能性を疑われる現場が手術室内という題材に惹かれて観たが、あまりサスペンス的な緊張感のないゆるい作品だった。まあ、最近キャラができあがりすぎてマンネリ気味の竹内結子と阿部寛が主役という時点で予想できたことだが、この題材はもっと硬派な本格サスペンスとして楽しみたかった。

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2008年3月 4日 (火曜日)

【映画評】ガチ☆ボーイ

一晩寝ると昨日の記憶を失う青年のガチンコな生き様に涙するスポ魂青春映画の傑作。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2008/03/01)

 廃部の危機におかれた大学のプロレス研究会に入部した三年生の五十嵐良一(佐藤隆太)。
 先輩たちの教えをきっちりメモにとり、ことあるごとにポラロイドカメラで皆の写真を撮るまじめな青年だったが、実は彼、大学在学中に司法試験も合格するんではと噂されるほどの天才だった。
 そんな五十嵐にしては学生プロレスで重要な“段取り”をいつまでたっても覚えられなかったのだが、やがて“マリリン仮面”というリングネームを与えられ、ついにデビュー戦の日を迎える。が、先輩に負ける予定だったこの試合であろうことか勝ってしまう五十嵐。しかし観客には大ウケで、彼は人気レスラーの道を歩み始める。
 だが五十嵐にはもっと重大な秘密があった。彼は昨年自転車で事故に逢って以来、新しいことが覚えられない、一晩寝ると前日のことをすべて忘れる「高次脳機能障害」だったのだ…。

 ありがちであざとくもある設定。とりたてて意外性のない、結局何も解決しない結末。にもかかわらず心揺さぶられずにおれないクライマックスのガチンコ勝負。
 ありきたりな言い方だが、笑って泣ける痛快な青春映画だ。二時間という上映時間がこの手の作品にしてはちと長いかもと危惧したが、まったくの杞憂だった。
 前半でさりげなく張られた伏線ひとつひとつが見事に回収されていく後半は涙腺が決壊しっぱなしで、嗚咽しそうなほど泣けたのは何年ぶりか。

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2008年3月 2日 (日曜日)

【映画評】スネーク・フライト

ヘビの大群がジャンボ・ジェット機をハイジャック!

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2006/10/22)

 お話は突っ込みどころ満載のB級だが、エンターテイメント映画としてはなかなかの傑作。

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2008年1月11日 (金曜日)

【映画評】フラガール

常磐ハワイアンセンター誕生にいたる実話を映画化した感動ドラマ。

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2006/10/02)

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2007年11月13日 (火曜日)

【映画評】オトシモノ

沢尻エリカ主演でオトシモノを巡って繰り広げられるホラー映画。

【満足度:★★☆】(鑑賞日:2006/09/30)

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【映画評】LOFT ロフト

ミイラを巡るどこか可笑しいラブロマンスホラー。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2006/09/10)

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2007年11月12日 (月曜日)

【映画評】グエムル -漢江の怪物-

丁寧な作りに好感の持てる韓国産怪獣映画。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2006/09/07)

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2007年11月 9日 (金曜日)

【映画評】花田少年史 幽霊と秘密のトンネル

ALWAYS 三丁目の夕日』の須賀健太少年が幽霊相手に大活躍するほのぼのファミリー映画。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2006/09/02)

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2006年9月16日 (土曜日)

【映画評】時をかける少女

何度も映像化された名作をアニメーション作品として現代的に焼き直して生まれた青春映画の金字塔。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2006年8月13日)

 紺野真琴(声/仲里依紗)は、ちょっとおっちょこちょいだけども脳天気な高校二年生の女の子。放課後には親友の間宮千昭(声/石田卓也)、津田功介(声/板倉光隆)とともに野球遊びに興じる毎日。
 夏休みが近づいてきたある日、真琴はあることをきっかけにタイムリープ能力(時間跳躍能力)を身に付ける。食べ損ねたプリンを食べに戻ったり、小テストでいい点を取ったりと、くだらないことのためにタイムリープして面白がっていた真琴だが…。

 監督はアニメ業界では知る人ぞ知る細田守。
 原作は筒井康隆の同名SF小説。すでに幾度も映像化されているが、今回の再映画化は、初のアニメーション。舞台を現代の東京に移し、主役の少女も原作の芳山和子から紺野真琴に世代交代させてのオリジナルストーリー。
 昭和44年(1969年)生まれの筆者にとって『時をかける少女』といえば、時のアイドル・原田知世が尾道を舞台に時をかけた大林宣彦監督による映画版『時をかける少女』(1983年)をまず思い浮かべるが、昭和42年(1967年)生まれの細田監督も大林版の洗礼を受けたのはまず間違いないだろう。

 いやあ、凄い
 最初『時をかける少女』が再映画化されると知ったとき、正直「なんで今さら」と思った。しかし今にして思えば、すでに何度も映像化され、古典と呼んでも差し支えないこの題材に挑んだ細田監督には、再映画化、アニメーション化への絶対的な自信、勝算があったのではないか。よく練られた脚本と、青春の躍動感に溢れ、それでいて情緒豊かな演出で観客を爽やかな感動へいざなう珠玉の名作、まさに傑作。
 こんな素敵な映画に出会えた喜びをどう表現していいのやら。

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2005年11月 9日 (水曜日)

【映画評】ALWAYS 三丁目の夕日

最新VFX技術で再現された昭和33年の東京下町で繰り広げられる人情物語。

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2005年11月7日)

 時は昭和33年、東京タワーがまさに建設中の大都会・東京。その東京タワーを間近に見る下町に夕日町三丁目はあった。その町では今日も子供たちの元気な声が響いている。
 そんな春のある日、星野六子(堀北真希)が集団就職で青森から上京してくる。上野駅で出迎えたのは就職先の鈴木オート社長・鈴木則文(堤真一)。社長自らの出迎えに歓喜する六子だったが…。

 西岸良平原作の人気コミックを、『ジュブナイル』、『リターナー』の山崎貴監督が実写映画化。
 これまでVFXをふんだんに使ったSFファンタジーで観客を魅了してきた山崎監督だが、今作ではその技術を駆使して昭和33年の東京を忠実に再現する一方、人情味あふれる演出で新境地を開いた快作だ。

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2005年11月 4日 (金曜日)

【映画評】ティム・バートンのコープス ブライド

死体の花嫁(コープス ブライド)を巡る切なくて心温まるファンタジー映画。

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2005年11月2日)

 両親たちの思惑のために顔も合わせたこともないのに結婚することになったビクター(声/ジョニー・デップ)とビクトリア(声/エミリー・ワトソン)。浮かない気持ちで初めて対面した結婚前夜、お互いを知った二人は最初の不安はどこへやら、ほのかに惹かれあう。
 しかしビクターは結婚式のリハーサルで大失態。落ち込む彼はひとり街外れの森の中へ。そこで何度も求婚の言葉を練習するうち、うっかり死体の花嫁=コープス ブライドのエミリー(声/ヘレナ・ボナム=カーター)に求婚してしまう…。

 先ごろ『チャーリーとチョコレート工場』が公開されて間もないティム・バートン監督によるストップモーション・アニメーション(人形アニメ)。
 結婚を申し込まれたと勘違いした死体の花嫁を巡るピュアなハートフル・ストーリーだ。

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2005年6月 7日 (火曜日)

【映画評】電車男

ヲタク青年の恋をネット掲示板の“名無しさん”たちが応援するピュア・ラブストーリー。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2005年6月5日)

 オドオドしてまるでパッとしないアキバ系ヲタクの青年(山田孝之)はある日電車の中で、暴れるおじさん(大杉漣)から奇麗な女性(中谷美紀)を助けた。
 この女性に恋してしまったヲタク青年は、その夜、自称“電車男”を名乗ってネット上の匿名掲示板に相談を書き込む。すると瞬く間に多くの匿名の名無しさんたちから、この恋を成就させるための助言が投稿されてきた。
 名無しさんたちの励ましに支えられ、電車男は彼女にふさわしい自分に変えていこうと頑張り、やがて“エルメス”と名付けられたその女性との関係は、順調な展開を見せはじめるのだが…。

 有名なネット掲示板「2ちゃんねる」(http://www.2ch.net/)上で繰り広げられた匿名の住人たちのやりとりをまとめて出版した書籍を原作とするラブストーリー。
 掲示板上でのやりとりだけに関して言えば紛れもない実話なので、そういった観点で解説されることが多いが、映画的に考えて、王道をゆきながらも現代的なとてもよくできた恋愛映画

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2005年1月31日 (月曜日)

【映画評】オーシャンズ12

問答無用の豪華キャストで描かれるドタバタクライムムービーが帰ってきた!

【満足度:★★★】(鑑賞日:2005年1月29日)

 テリ・ベネディクト(アンディ・ガルシア)の経営するラスベガスのカジノで大金をまんまとせしめたオーシャン(ジョージ・クルーニー)とその仲間たち(ブラッド・ピット、マット・デイモンほか)は、それぞれに優雅な生活を謳歌していた。
 しかし、復讐に燃えるベネディクトはオーシャンたちの居所を突き止め、奪われた金にその利子分を加えて2週間以内に返金するように要求する。
 すでにそんな大金は手元に残っていないオーシャンたちは、ヨーロッパを舞台に新たな強奪を画策するが…。

 といった具合に始まる、本作と同じスティーブン・ソダーバーグ監督による『オーシャンズ11』(2001年)の続編。
 豪華なキャストは前作と同様だが、新キャストとしてユーロポールのらつ腕捜査官イザベル・ラリヒ役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、世界一の大泥棒を自認する“ナイト・フォックス”ことフランソワ・トゥルアー役にヴァンサン・カッセルを迎え、さらにパワーアップ。おまけに某大物スターが本人役でカメオ出演しているのも見逃せない。

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2005年1月 7日 (金曜日)

【映画評】インストール

上戸彩がエロチャットにはまる女子高生を演じるポップな青春映画。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2005年1月6日)

 ある日、衝動的に平凡な毎日からドロップアウトする決意をした女子高生・野沢朝子(上戸彩)は、部屋中の家具、雑貨類、荷物一式を粗大ゴミとして処分する。それを偶然見かけた小学生・かずよし(神木隆之介)は、その粗大ゴミの中から故障して動かなくなったパソコンを貰って帰る。
 数日後、登校拒否の日々を満喫する朝子は、パソコンにOSをインストールしなおして復活させたかずよしと再会。かずよしは無気力な毎日を送る朝子に、人妻の風俗嬢になりきってエロチャットで男たちとHな会話をするバイトをしないかと誘うのだった…。

 『蹴りたい背中』で芥川賞を最年少で受賞した綿矢りさが17歳の時に書いたベストセラー小説を売れっ子アイドル女優・上戸彩主演で映画化。
 ということで、話題性優先で作られたお手軽低予算アイドル映画と決め込んで高を括っていたのが見事に裏切られた。見くびっていた反動で観終わったあと軽く動揺してしまった。

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2005年1月 3日 (月曜日)

【映画評】ゴジラ FINAL WARS

生誕50年目にして最後の闘いとなる怪獣王ゴジラの最終作。

【満足度:★★★】(鑑賞日:2005年1月2日)

 1954年に突如として東京に現れた大怪獣ゴジラも人類との激しい戦いの末、南極の氷の奥底に閉じ込められていた。
 しかし環境破壊の進んだ地球上にはゴジラ以外にも次々と怪獣が現れ、人類はいつ終わるともつかない戦いを強いられていた。そこに救世主の如く現れるX星人たち。圧倒的な科学力で瞬く間に怪獣たちを退治した彼らだったが…。

 『VERSUS-ヴァーサス-』や『あずみ』などスタイリッシュなアクション映画で知られる北村龍平を監督に、主演にはTOKIOの松岡昌宏と菊川怜を迎えて作られたゴジラシリーズ第28作目にして最終作。歴代の怪獣たちが多数登場して世界中で暴れ回り、豪華キャストで描いた最終作にふさわしい超大作。
 正直、あまり評判がよくないようだったので覚悟して観に行ったんだが、どうしてこうして、けっこうまともだった。

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2004年12月27日 (月曜日)

【映画評】下妻物語

ロリータ少女とヤンキー娘と友情を描いた青春映画の傑作。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2004年6月29日)

 フリフリのロリータ・ファッションに身を包んだ少女・桃子(深田恭子)が、ひょんなことからスクーターを乗り回すヤンキー娘のイチゴ(土屋アンナ)と知り合った。
 マイペースを身上とする桃子は最初イチゴを避けようとするが…。

 まるで住む世界が違う二人の少女が知り合い、それぞれに不器用に友情を育んでいく姿を描いたこの『下妻物語』は、文句なしの青春映画、友情映画の傑作

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2004年7月 7日 (水曜日)

【映画評】守ってあげたい!

人気マンガ原作の菅野美穂主演、自衛隊を舞台とした少女の成長記。

【満足度:☆】(初掲:2000年3月19日 映画徒然文集

 安西サラサ(菅野美穂)は彼氏(高野八誠)に振られた腹いせに婦人自衛官になることを決意。
 サラサの配属された教育隊3班は、一癖も二癖もある個性派おちこぼれたち(宮村優子、白川みなみ、池田真紀、氏家恵、本橋由香、野村りの)ばかりだった。
 悪魔との異名を持つ中蜂あやめ(杉山彩子)班長による過酷な訓練に耐えながら、いつしか少女たちは成長していく。

 内容的には自衛隊のPR映画の域を出ず、物語として全編空回り。ここまで場当たり的な展開しかできない作品も珍しいと変なところに感心してしまう。

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2004年7月 6日 (火曜日)

【映画評】ファイト・クラブ

『セブン』のデイビッド・フィンチャー監督がブラッド・ピットと再び組んだ新感覚ムービー。

【満足度:★★★★】(初掲:2000年1月5日 映画徒然文集

 『エイリアン3』、『セブン』、『ゲーム』とミュージック・ビデオ出身の監督らしいスタイリッシュな映像で観客を堪能させてきたデイビッド・フィンチャー監督による挑発的映像の世界。
 不眠症に悩まされていたヤング・エグゼクティブ男(エドワード・ノートン)は自由奔放に生きるタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と出会い、本気で殴り合うことで自己啓発に目覚めていく。やがて同じような仲間が集まり自然発生的に“ファイト・クラブ”が組織されるが、カリスマ的リーダー・タイラーのやることはどんどんエスカレートしていき…。

 フィンチャー監督の集大成ともいえる作品に仕上がっている。
 「映画というメディアは21世紀にはこういう表現媒体となっていくのか」というのが第一印象。

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2004年7月 4日 (日曜日)

【映画評】レディ・キラーズ

トム・ハンクスが大悪党を演じる完全犯罪喜劇。

【満足度:★】

 黒人未亡人・マンソン夫人(イルマ・P・ホール)の住む一軒家に、空き部屋を借りたいと言って訪れる自称“教授”のゴースウェイト・ヒギンソン・ドア(トム・ハンクス)。
 口八丁にマンソン夫人を口説いて住み込むことに成功したドア教授は、実はカジノの地下金庫を狙う強盗団のリーダーだった…。

 観賞後に知ったんだが、この作品はおよそ半世紀前に作られた『マダムと泥棒』という名作のリメイクなんだそうな。筆者は旧作を知らないんで、比較はしようがないんだが、そう言われると確かに今回のこの『レディ・キラーズ』で描かれている強奪作戦はえらく古典的な方法だし、作品全体を包むのどかなタッチが見方を変えるとレトロっぽい雰囲気を漂わせていて、妙に納得。

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2004年7月 3日 (土曜日)

【映画評】ノッティングヒルの恋人

『ローマの休日』現代版なラブストーリー。

【満足度:★★★☆】(初掲:1999年9月8日 映画徒然文集

 世界一の映画女優と街角の本屋さんが恋に落ちるラブストーリー。『ローマの休日』現代版ですね。

 ストーリーはヒュー・グラント中心に進行するんですが、ジュリア・ロバーツの芸達者ぶりが目を引いた。
 恋する女優の演技でない切なさを完璧に演技しちゃってる。
 あんな表情で見つめられたらたまらんですよ、まったく。やっぱり女優は恐いです。

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【映画評】パラサイト

片田舎の学園を舞台とした寄生体サスペンスホラー。

【満足度:★☆】(初掲:1999年9月8日 映画徒然文集

 片田舎の学園を舞台とし、青春映画の趣もある古典的ホラー。はたして乗り移られたのは誰かってのがサスペンス調。

 いやぁ、もう絵に描いたような正統派B級ホラー。観る前から期待なんてしてなかったが、B級映画だからってばかにする気は毛頭ない。ただ、この手の作品の場合、もうちょいパワーが欲しかった。

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【映画評】大阪物語

市川準監督による少女の成長を中心に描いた人間ドラマ。

【満足度:★★★★☆】(初掲:1999年8月3日 映画徒然文集

 市川準監督による少女の成長を軸とした大阪が舞台の人間ドラマ。

 市川監督に、またやられた。
 売れない漫才夫婦(沢田研二、田中裕子)がいて、その子供ら(池脇千鶴、中野敬祐)がいる。ある日、どうしようもなくだらしないおとっつあんが失踪して、娘はおとっつあん探してまわる。そういう話だよ、簡単に言えば。
 で、市川監督の描く話ってそういうストーリーがどうとかってんじゃないのが常で、今回もなんでもない日常を描きつつ、優しい視線ですべての登場人物、果ては大阪そのものを見せてくれる。

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【映画評】あの、夏の日~とんでろ じいちゃん

大林宜彦監督による新・尾道三部作完結編の心温まるファンタジー。

【満足度:★★★】(初掲:1999年7月25日 映画徒然文集

 大林宜彦監督による新・尾道三部作の三作め、つまり完結編である。
 呆けてしまった(と、まわりの大人たちには見える)おじいちゃんが、夢想がちな孫を連れて、空を飛び、過去と現代を行き来する心温まるファンタジー。

 正直言って、大林作品というのはいつのころからか、大林ファンでないと薦めにくい作品が多くなってきているように思う。この作品もそれにあたる。
 筆者自身、これが大林監督によるものでなかったら観に行ってたかどうか…。
 絶賛するほどの作品とは思わないし、かといって駄作ではない。映画としての水準は高い方。ただ観客を選ぶのである。

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【映画評】ハムナプトラ~失われた砂漠の都

インディージョーンズばりのSFX大冒険活劇。

【満足度:★☆】(初掲:1999年6月23日 映画徒然文集

 インディージョンズの再来。を、狙った映画でしょう。予告を見たときからそう思ってたし、売り方も間違いなく意識してるし、実際観て、それを裏切られることはない。

 よくできたSFX娯楽大作です。この手の作品が好きなら、お金払って観て、後悔しないでしょう。
 でも、天の邪鬼な筆者は、あえて期待はずれだったことについて書きます。

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2004年7月 2日 (金曜日)

【映画評】キューティーハニー

愛の戦士キューティーハニーが、悪の秘密結社パンサークローに戦いを挑むアクション・コメディ。

【満足度:★★★★】

 胸沸き踊る痛快作!
 正直、この作品の企画を知ったときには、キューティーハニーを演じる佐藤江梨子のお色気だけに頼ったアイドル映画なんだろうと高をくくっていたのだが、『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる庵野秀明監督はやはり只者ではなかった。
 随所にアニメテイストをちりばめ、よく知られている主題歌をそのまま持ってきた庵野監督の的を得た演出は、映画が始まってすぐに童心に帰らせてくれた。「アニメのキャラクターがそのまま飛び出してきたよう」とは、まさにこのことだ。

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