カテゴリー「~かっこいい」の31件の記事

2008年3月 4日 (火曜日)

【映画評】ガチ☆ボーイ

一晩寝ると昨日の記憶を失う青年のガチンコな生き様に涙するスポ魂青春映画の傑作。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2008/03/01)

 廃部の危機におかれた大学のプロレス研究会に入部した三年生の五十嵐良一(佐藤隆太)。
 先輩たちの教えをきっちりメモにとり、ことあるごとにポラロイドカメラで皆の写真を撮るまじめな青年だったが、実は彼、大学在学中に司法試験も合格するんではと噂されるほどの天才だった。
 そんな五十嵐にしては学生プロレスで重要な“段取り”をいつまでたっても覚えられなかったのだが、やがて“マリリン仮面”というリングネームを与えられ、ついにデビュー戦の日を迎える。が、先輩に負ける予定だったこの試合であろうことか勝ってしまう五十嵐。しかし観客には大ウケで、彼は人気レスラーの道を歩み始める。
 だが五十嵐にはもっと重大な秘密があった。彼は昨年自転車で事故に逢って以来、新しいことが覚えられない、一晩寝ると前日のことをすべて忘れる「高次脳機能障害」だったのだ…。

 ありがちであざとくもある設定。とりたてて意外性のない、結局何も解決しない結末。にもかかわらず心揺さぶられずにおれないクライマックスのガチンコ勝負。
 ありきたりな言い方だが、笑って泣ける痛快な青春映画だ。二時間という上映時間がこの手の作品にしてはちと長いかもと危惧したが、まったくの杞憂だった。
 前半でさりげなく張られた伏線ひとつひとつが見事に回収されていく後半は涙腺が決壊しっぱなしで、嗚咽しそうなほど泣けたのは何年ぶりか。

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2008年3月 2日 (日曜日)

【映画評】16ブロック

たった16ブロック先に証人を護送するだけだった…。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2006/10/19)

 さすがリチャード・ドナー監督。まさに職人芸と言わしめる小粋なアクション映画。

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2008年2月29日 (金曜日)

【映画評】ザ・センチネル -陰謀の星条旗-

大統領を守るはずのシークレット・サービスに大統領暗殺計画の容疑が…。

【満足度:★★★】(鑑賞日:2006/10/11)

 名優マイケル・ダグラスと、『24 -TWENTY FOUR-』のキーファー・サザーランドが火花を散らすポリティカル・サスペンス。

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2008年1月 9日 (水曜日)

【映画評】ストロベリーショートケイクス

個性的な4人の女優が織りなす大人の女性の恋模様。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2006/10/01)

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2007年11月13日 (火曜日)

【映画評】スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ

松浦亜弥主演でスケバン刑事が復活!

【満足度:★★★】(鑑賞日:2006/09/30)

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2007年11月 8日 (木曜日)

【映画評】M:i:III

トム・クルーズ演じる敏腕スパイ、イーサン・ハントの活躍を描くスパイアクション第三弾。

【満足度:★★★】(鑑賞日:2006/07/16)

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2006年12月 3日 (日曜日)

【映画評】暗いところで待ち合わせ

盲目の女性と殺人事件の容疑者との奇妙な共同生活を描いた心温まるサスペンス。

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2006年12月1日)

 盲目の女性・ミチル(田中麗奈)は優しい父親(岸辺一徳)と親子二人暮らし。二人の住む家の窓からは小さな駅のホームが見えた。
 ホームには、毎日のようにミチルの姿を見つめる青年・アキヒロ(チェン・ボーリン)の姿があった。
 ある日、ミチルの父親は病気で急逝。ミチルはこの家に一人で暮らすことになる。
 それからまたある日、アキヒロが彼女に気づかれないように、この家に忍び込む。彼は目の前の駅で起こった殺人事件の容疑者として追われていたのだ。
 目の見えないミチルは、息を潜めるアキヒロの存在に気づかぬまま、二人の奇妙な共同生活が始まる…。

 乙一のベストセラー小説を映画化した心温まるサスペンス映画。

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2006年9月27日 (水曜日)

【映画評】ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

新旧ウルトラマンの競演が大興奮のウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2006年9月26日)

 さかのぼること20年前の月面、ウルトラマン(相馬絢也)、ウルトラマセブン(渡辺勝彦)、ウルトラマンジャック(『帰ってきたウルトラマン』、梶本明志)、ウルトラマンエース(矢部敬三)のウルトラ兄弟は、地球を狙うヤプールの怨念から産まれた究極超獣Uキラーザウルスと闘っていた。激しい死闘の末、ウルトラ兄弟は最後の力を振り絞ってUキラーザウルスを神戸沖の海底に封印する。
 それから20年を経て現代、CREW GUYSのヒビノ・ミライ隊員(五十嵐隼士)は、神戸の異変を予見して、神戸へと向かっていた。彼こそが今の地球を守る“ルーキー”、ウルトラマンメビウス(長谷川恵司)だ。
 実は神戸では、変身能力を失ったウルトラ兄弟がそれぞれ人間の姿のハヤタ(黒部進)、モロボシ・ダン(森次晃嗣)、郷秀樹(団次朗)、北斗星司(高峰圭二)として一見平和に暮らしていたのだが…。

 “ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品”と銘打たれて公開されたウルトラマンメビウス劇場版。
 三十台後半で子供もいない筆者は、さすがに『ウルトラマンメビウス』のテレビシリーズは観ていない。というか、ウルトラマンシリーズ自体、テレビ版、劇場版問わず、もう二十年以上観ていなかった。
 そんな筆者がこの映画のために劇場に足を運んだのは、予告編で観た元祖昭和シリーズのオリジナルキャストの登場シーンに心動かされたにほかならない。
 結論から言えば、筆者と同じように子供の頃に“ウルトラマンごっこ”をして遊んだ経験があるような人なら、現在子供がいる、いないに拘わらず、とにかく観るべし。子供と一緒ならなお良し。
 現行のウルトラマンメビウスのことを知らなくても大丈夫。全世代共通のウルトラマンマインドですべて補える。
 記念作品との名に偽りなしの、大人も子供も楽しめるウルトラマン祭りと呼ぶにふさわしい力作です。

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2006年9月25日 (月曜日)

【映画評】バックダンサーズ!

ダンスに夢を託す若者たちを追いかけた無邪気な青春ダンスムービー。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2006年9月23日)

 時は2010年。とある空き地でダンスに励む若者たち。その若者たちの中で語りぐさとなっている伝説の女性ダンスグループがあった。その名も“バックダンサーズ”。この物語はその彼女らのサクセスストーリー。
 そして2002年、後にバックダンサーズのメンバーとなる女子高生のミウ(平山あや)とよしか(hiro)は、18歳未満入場おことわりのクラブでの夜遊び中に警察に補導され、高校を退学させられる。行き場を失った二人は、同じくクラブを閉め出されたジュリ(長谷部優)に誘われるまま、例の空き地、通称“ムーンダンスクラブ”で踊り始めるのだった…。

 監督はテレビ出身の永山耕三。『東京ラブストーリー』に代表される90年代トレンディードラマブームを支えた一人。本作では肝となる音楽プロデューサーも兼任。
 バックダンサーズの面々に若者に人気の平山あや、hiro、ソニン、サエコの女性アイドル四人。全編通して華麗なダンスを披露してくれる。

 ダンスシーンの迫力を除いて、内容ははっきりいって薄い。言っちゃなんだが、「これだからテレビ出身監督は」と評したいくらい軽薄。
 でも、でもね、でも憎めない、無邪気な快作なんだな、これが。

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2005年6月10日 (金曜日)

【映画評】ビートキッズ

高校生たちの、音楽を通してぶつかり合う友情、弾ける青春。

【満足度:★☆】(鑑賞日:2005年6月4日)

 両親(豊川悦司、余貴美子)とともに故郷・岸和田から大阪市内の高校に転校してきたエージ(森口貴人)は、岸和田だんじり祭りのリズムを口ずさむのが口癖。
 そんなエージはある日の登校途中、同級生の女子三人組、タカタカ(辰巳奈都子)、マコマコ(松田まどか)、リンリン(前中潤子)からブラスバンド部に入らないかと勧誘を受ける。部長のナナオ(相武紗季)がエージの才能を見初めているらしい。
 最初は相手にしていなかったエージだったが、やはり気になって、放課後の音楽室を訪れる。が、そこに居たのは…。

 前半はブラスバンド部でマーチング・コンテストを目指し、後半は四人組のバンド「ビートキッズ」が文化祭の演奏を成功させようと頑張る、実質二部構成の音楽青春映画。

 最初に断っておくと、筆者はこの映画の製作に関ってました。ゆえに評価も多少は甘くなってしまう。
 しかし、それでもこの作品は映画として失敗作と言わざるをえない。

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2005年2月 1日 (火曜日)

【映画評】東京タワー

年上女性と少年、二組の不倫カップルが深みに落ちていく恋愛の始終。

【満足度:★】(鑑賞日:2005年1月30日)

 そこは窓から東京タワーの見えるマンションの一室。「なぜ男と女が惹かれ合うのか、考えたことがある?」小島透(岡田准一)のそんな問いかけに答える浅野詩史(黒木瞳)。
 地下駐車場。川野喜美子(寺島しのぶ)は車庫入れがうまくいかず苛立っていた。面倒くさがりながらも手を差し伸べる大原耕二(松本潤)。
 女はともに家庭を持っている。若い男と年齢差のある人妻が織り成す恋愛模様。それぞれに落ちるしかない恋に溺れていく…。

 人気女流作家・江國香織原作の同名小説の映画化。
 最初に書いとく。これほどまでに作品世界に入れなかった映画は久々。
 予告編を見たときから、自分とはかけ離れた世界の話ということである程度は予想してた。にしても、だ。

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2005年1月31日 (月曜日)

【映画評】オーシャンズ12

問答無用の豪華キャストで描かれるドタバタクライムムービーが帰ってきた!

【満足度:★★★】(鑑賞日:2005年1月29日)

 テリ・ベネディクト(アンディ・ガルシア)の経営するラスベガスのカジノで大金をまんまとせしめたオーシャン(ジョージ・クルーニー)とその仲間たち(ブラッド・ピット、マット・デイモンほか)は、それぞれに優雅な生活を謳歌していた。
 しかし、復讐に燃えるベネディクトはオーシャンたちの居所を突き止め、奪われた金にその利子分を加えて2週間以内に返金するように要求する。
 すでにそんな大金は手元に残っていないオーシャンたちは、ヨーロッパを舞台に新たな強奪を画策するが…。

 といった具合に始まる、本作と同じスティーブン・ソダーバーグ監督による『オーシャンズ11』(2001年)の続編。
 豪華なキャストは前作と同様だが、新キャストとしてユーロポールのらつ腕捜査官イザベル・ラリヒ役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、世界一の大泥棒を自認する“ナイト・フォックス”ことフランソワ・トゥルアー役にヴァンサン・カッセルを迎え、さらにパワーアップ。おまけに某大物スターが本人役でカメオ出演しているのも見逃せない。

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2005年1月30日 (日曜日)

【映画評】スパイ・バウンド

闇の世界で暗躍するスパイをリアルに描いたフランスのサスペンス映画。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2005年1月29日)

 渋い、渋過ぎる。作品全体を包むドライな感覚がたまらない。

 映画はフランスの情報機関DGSE(対外治安総局)に従事するスパイの男・ユージェヌ(シャルル・ベルリング)が複数の男たちに追われる尾行劇から始まる。
 冒頭からかなりの時間セリフがない。観客もスクリーンをよく見ていないと不意に彼の姿を見失う。
 こういった静かに進行する駆け引き、やりとりがこの映画の醍醐味。

 いわゆるスパイ映画。しかし現実離れした秘密メカや超人的なアクションは登場しない。
 前半は国家の情報機関としてのスパイたちの暗躍ぶりが、後半はその闇の世界から抜け出そうとする女スパイのリザ(モニカ・ベルッチ)と彼女を助けようとする同僚のジョルジュ(ヴァンサン・カッセル)の試練や葛藤がコントラストの効いた映像で淡々と描かれる。

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2004年12月27日 (月曜日)

【映画評】下妻物語

ロリータ少女とヤンキー娘と友情を描いた青春映画の傑作。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2004年6月29日)

 フリフリのロリータ・ファッションに身を包んだ少女・桃子(深田恭子)が、ひょんなことからスクーターを乗り回すヤンキー娘のイチゴ(土屋アンナ)と知り合った。
 マイペースを身上とする桃子は最初イチゴを避けようとするが…。

 まるで住む世界が違う二人の少女が知り合い、それぞれに不器用に友情を育んでいく姿を描いたこの『下妻物語』は、文句なしの青春映画、友情映画の傑作

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2004年7月18日 (日曜日)

【映画評】海猿 ウミザル

潜水士を目指す若者たちの友情と恋を描いた青春映画。

【満足度:★★★☆】

 潜水士になるべく全国の海上保安庁から集まった若者たち。
 地元では血気盛んな彼らのことを「海猿」と呼んでいた。

 日本版『愛と青春の旅立ち』といった趣で、王道をいく青春映画の快作。
 テンポがよく、美しい水中撮影も観ていて気持ちいい。

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2004年7月10日 (土曜日)

【映画評】ホワイトアウト

日本最大の巨大ダムがテロリストに占拠された。それに立ち向かう織田裕二!

【満足度:★★】(初掲:2000年9月3日 映画徒然文集

 日本最大の巨大ダムをテロリストが占拠。ダムの職員とダムの下流にある20万世帯を人質にとり、政府に50億円を要求する。たまたま人質にならなかったダム職員・富樫(織田裕二)はテロリスト集団にたったひとりで戦いを挑むが…。

 ベストセラー小説の映画化。日本映画もやっとここまで来たかと思わせる力作。が、しかし、日本版『ダイハード』と謳われた本作であるが、結果的には本家『ダイハード』がいかにすごい傑作だったかを再確認するハメになった。
 この『ホワイトアウト』が日本映画史上に名を残す労作であることは疑うべくもないが、どうしても『ダイハード』と比べざるを得ず、そのこと自体が致命的に欠点であり、かつ本家の足元にも及ばない。

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2004年7月 9日 (金曜日)

【映画評】シーズ・オール・ザット

学園版『プリティ・ウーマン』な、爽やかな正統派青春映画。

【満足度:★★★】(初掲:2000年7月6日 映画徒然文集

 生徒会長で学園一女生徒からの憧れの的ザック(フレディ・プリンツJr.)にはやはり学園一美女の彼女・テイラー(ジョディ・リン・オキーフ)がいたが、高校卒業まであと8週間というときに突然新しい彼氏ができたからと言われ振られる。
 友人たちにもからかわれムキになったザックは、テイラーを見返すために悪友ディーン(ポール・ウォーカー)から持ちかけられた「学園一さえない女の子を6週間後のプロムパーティーのクィーンに選ばれる女性に仕立て上げる」という賭けに受けて立つ。そしてその相手に選ばれたのはネクラでさえない画家志望の少女レイニー(レイチェル・リー・クック)だった…。

 おおかたの賢明な読者の予想通りの展開&結末です。ハイ、おしまい。

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【映画評】レインディア・ゲーム

サンタクロース姿の強盗団に意外な結末が待つ犯罪サスペンス。

【満足度:★★★】(初掲:2000年7月5日 映画徒然文集

 夜の雪上に横たわるサンタクロース姿の何体もの遺体…。
 その六日前、自動車泥棒で懲役刑を受けていたルーディ・ダンカン(ベン・アフレック)と、彼のムショ仲間ニック(ジェームズ・フレイン)は、仮釈放の日をあと二日に控えていた。ニックは文通で知り合った女性アシュリー(シャーリズ・セロン)と会えることを心待ちにしていたが、つまらない争いに巻き込まれ無念にも出所前に死んでしまう。
 そして仮釈放の日、以前からニックにアシュリーの写真を見せられていたルーディは、なにも知らず迎えに来ている彼女を見つける。密かに彼女に想いを寄せていたルーディは、つい自分がニックだと嘘をついて彼女に近づく。しかしルーディはこの嘘が元で彼女の兄ガブリエル(ゲイリー・シニーズ)のカジノ強盗計画へと巻き込まれてしまうのだった…。

 ジャンル的に騙し騙されどんでん返しありの犯罪映画ってことなんだが、この手の作品の要となる脚本が非常に緻密でよくできており、それほど話題にならなかった作品としては意外な拾い物。
 まるっきり予備知識無しで観たため観賞後に知ったんだが、監督は大ベテランだし、役者だって結構名優ぞろいで立派なA級作品じゃないの。
 鑑賞前の予備知識は劇場の看板だけだったのよ。黒バックに銃を構えたサンタクロースが5人ってのが画(え)として映画的やなぁと思ってさ。あと、その看板に書かれていたコピーでどんでん返しがあるよってことだけが唯一の予備知識。
 で、犯罪モノのどんでん返し付きとなれば、登場人物全部がうさん臭くなるわけで、それなりに面々を疑いながら観てたんだが、久々にこの結末はまるっきり読めなかった。わたくしまだまだ未熟者だと思い知らされましたよ。

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2004年7月 8日 (木曜日)

【映画評】千里眼

ヒット作『催眠』と同じ原作者によるサスペンス。

【満足度:★】(初掲:2000年6月24日 映画徒然文集

 ある日突然、日本各地を米軍のミサイルが襲うというとんでもない事件が起こる。それは既に多数の奇っ怪な事件で世間を不安に陥れていた謎のテロ組織「ミドリの猿」の仕業だった。次なる攻撃目標は日本の主要都市。
 しかしこの第2波攻撃は、人の心のすべてを見通すことができ“千里眼”の異名を持つカリスマ的心理カウンセラー・友里佐知子(黒木瞳)の神業的洞察力によって食い止められる。
 目の前で友里の力を見せつけられたエリート女性自衛官・岬美由紀(水野美紀)は、友里の協力を得ながら「ミドリの猿」の謎を追い始めるが…。

 期待をさせるオープニングは、最近観た日本映画で一番の出来かもしれない。この作品の世界観の大きさを物語るに充分な迫力。
 が、まもなくこの期待は見事なまでに裏切られる。典型的な、説明にてこずった煮詰めの甘い展開となってしまう。

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【映画評】ボーン・コレクター

両肩と一本の指しか動かないエリート科学捜査官が挑む残忍な猟奇殺人事件。

【満足度:★★☆】(初掲:2000年6月13日 映画徒然文集

 ニューヨークで次々起こる残忍な猟奇殺人。それに挑むのは両肩と一本の指しか動かないエリート科学捜査官・リンカーン・ライム(デンゼル・ワシントン)。彼は現場での自分の片腕としてパトロール警官のアメリア・ドナヒー(アンジェリーナ・ジョリー)を指名した…。

 良質の原作がうまくまとめられた良質の娯楽作品。もうちょっと濃い味でもいいかなとも思うが、まあ不満はない。可もなく不可もなくで腹八分目というとこか。

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2004年7月 7日 (水曜日)

【映画評】守ってあげたい!

人気マンガ原作の菅野美穂主演、自衛隊を舞台とした少女の成長記。

【満足度:☆】(初掲:2000年3月19日 映画徒然文集

 安西サラサ(菅野美穂)は彼氏(高野八誠)に振られた腹いせに婦人自衛官になることを決意。
 サラサの配属された教育隊3班は、一癖も二癖もある個性派おちこぼれたち(宮村優子、白川みなみ、池田真紀、氏家恵、本橋由香、野村りの)ばかりだった。
 悪魔との異名を持つ中蜂あやめ(杉山彩子)班長による過酷な訓練に耐えながら、いつしか少女たちは成長していく。

 内容的には自衛隊のPR映画の域を出ず、物語として全編空回り。ここまで場当たり的な展開しかできない作品も珍しいと変なところに感心してしまう。

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2004年7月 6日 (火曜日)

【映画評】ファイト・クラブ

『セブン』のデイビッド・フィンチャー監督がブラッド・ピットと再び組んだ新感覚ムービー。

【満足度:★★★★】(初掲:2000年1月5日 映画徒然文集

 『エイリアン3』、『セブン』、『ゲーム』とミュージック・ビデオ出身の監督らしいスタイリッシュな映像で観客を堪能させてきたデイビッド・フィンチャー監督による挑発的映像の世界。
 不眠症に悩まされていたヤング・エグゼクティブ男(エドワード・ノートン)は自由奔放に生きるタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と出会い、本気で殴り合うことで自己啓発に目覚めていく。やがて同じような仲間が集まり自然発生的に“ファイト・クラブ”が組織されるが、カリスマ的リーダー・タイラーのやることはどんどんエスカレートしていき…。

 フィンチャー監督の集大成ともいえる作品に仕上がっている。
 「映画というメディアは21世紀にはこういう表現媒体となっていくのか」というのが第一印象。

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【映画評】御法度

大島渚監督の描く怪しい時代劇。

【満足度:★★★☆】(初掲:2000年1月4日 映画徒然文集

 大島渚監督の描く怪しい時代劇。
 新撰組に新しく加わった美少年剣士に翻弄される隊士たち…。

 とりあえず、やっぱ大島監督ってすごいなって思った。
 冒頭から画(え)が締まってるのよ。まずそれだけでスクリーンに目が奪われた。

 題材はホモセクシャルでありながら、変に下世話な話にならず、展開もスリリング。ますます目が離せない。

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2004年7月 5日 (月曜日)

【映画評】ジャンヌ・ダルク

フランスの人気監督リュック・ベッソンによるスペクタクルな叙事詩。

【満足度:★☆】(初掲:1999年12月28日 映画徒然文集

 天の声を聞いたジャンヌはフランスを救うためにイギリス軍に立ち向かう…。

 フランスの人気監督リュック・ベッソン監督の最新作ということで期待したが、イマイチ。
 監督の伝えたいことがなんなのか解かり難かった。

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【映画評】ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS

ゴジラ vs 機龍、再び!

【満足度:★】

 筆者は近年のゴジラ映画は比較的好きだった。特に本作でもメガホンを取っている手塚昌明監督の作品は、過去のゴジラ映画のイメージにとらわれない挑戦的なところ、ダイナミックな演出が気に入っていた。
 だが、本作はダメ。どうしてしまったんだろう。

 ストーリー的には完全に前作『ゴジラ×メカゴジラ』(手塚昌明監督)の続編。ゴジラと自衛隊製のメカゴジラ・機龍との戦いを軸に描かれる。
 今回のゲスト怪獣はモスラ。人間のキャストとしては金子昇が主役。そしてヒロイン役に吉岡美穂。

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【映画評】ラスト サムライ

日本という異国で自分を取り戻し、武士道に目覚めていくアメリカ軍人。

【満足度:★★☆】

 インディアン討伐戦争で自分の生き方を見失ったオールグレン大尉(トム・クルーズ)は、開国間もない日本の明治政府に西欧式軍隊育成のために雇われる。
 ある日出撃を命じられたオールグレンだったが、戦地ではぶざまに惨敗。反政府を唱える武士・勝元盛次(渡辺謙)に囚われてしまうのだった…。

 ハリウッド資本で作られた大作時代劇。それ以上、それ以下でもない。
 我が日本を描く外国映画だと常々その不自然さが気になるものだが、この作品は現代劇じゃないことも幸いしてか比較的安心して観れた。
 切腹の描き方や、勝元がペラペラ英語をしゃべったりするのはおかしいと思うが、アメリカ映画人の無知ではなく、映画的ウソの範疇。気にしちゃいけないね。

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2004年7月 4日 (日曜日)

【映画評】CASSHERN(キャシャーン)

新造人間を巡る人類の命運を掛けた戦いを壮大なCG映像で描く一大SF叙事詩。

【満足度:★★】

 争いが絶えず、一部の特権階級の老人たちが世界を牛耳る腐敗したある世界。東博士(寺尾聰)の研究する“新造細胞”が、謎の稲妻を受け、意図していなかった“新造人間”たちが誕生する。
 一方、東博士に反抗して最前線の戦地に赴いた息子の鉄也(伊勢谷友介)は戦死してしまう。彼の死を悲しむ東博士は、彼を新造細胞を使って蘇らせる暴挙に出てしまう。
 新造人間に恐怖を感じた人間たちは彼らを抹殺せんとするが、ブライキング・ボス(唐沢寿明)をリーダーとした新造人間たちは自分たちを苦しめる人類に宣戦布告。そして彼らと同じ新造人間として生まれ変わった鉄也は…。

 作っていた人、観た人の双方からあんまりいい評判を聞いていなかったので、まったく期待せずに観たが、予想したほどつまんなくもなく、案外まともに観れた。まぁ、これを「アニメマンガの実写化」として期待して観てたら怒りたくもなるだろうが、監督のやりたいようにやったというのが伝わってきて、いい意味での独り善がり映画だと思う。大金掛けて作った自主制作映画のようなもんだな。

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