カテゴリー「~かわいい」の16件の記事

2008年3月14日 (金曜日)

【映画評】グミ・チョコレート・パイン

好きだった女の子の自殺に翻弄される大槻ケンヂ原作の地味に笑えるサブカル青春映画。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2008/01/12)

 会社をリストラされた大橋賢三(大森南朋)はしばらく帰っていなかった実家に戻った。そこで彼は自分宛に届いていた手紙の束の中から懐かしい名前を見つける。高校時代に好きだった山口美甘子(黒川芽衣)からだ。その手紙にはたった一行、「あなたのせいなのだから」と書かれていた。
 憤りを隠せない賢三は旧友のカワボン(マギー)と連絡を取るが、再会した彼から聞かされたのは予想だにしない事実だった。山口美甘子は死んだ、しかも自殺でと…。

 その後映画は高校時代の彼らと現代とを交互に描いていく。
 ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督、原作は大槻ケンヂ。

 ゆるい笑いをちりばめた“うずき”の青春映画だ。ぐさぐさ刺さってくるわけじゃないんだけれど、昔の傷口がうずくような、そんな痛み。

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2008年3月 5日 (水曜日)

【映画評】ちーちゃんは悠久の向こう

高校に伝わる七不思議の謎を追う青春恋愛ファンタジー。

【満足度:★】(鑑賞日:2008/01/19)

 ある春、ちーちゃん(仲里依紗)と幼なじみのモンちゃん(林遣都)は揃って同じ高校に進学した。
 オカルト好きのちーちゃんは嫌がるモンちゃんを巻き込んで、その高校に伝わる“すべてを解き明かした者には願いが叶う”という七不思議の謎を探るのだが…。

 公開初日に舞台挨拶付きで観賞。
 仲里依紗主演に奥華子の主題歌という『時をかける少女』コンボに釣られて観てしまったのだが…。

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2008年2月27日 (水曜日)

【映画評】東京少女

携帯電話がとりもつ平成の少女と明治の青年の時空を超えた青春恋愛ファンタジー。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2008/02/26)

 SF小説家を目指す女子高校生・未歩(夏帆)は母・妙子(秋本奈緒美)の再婚話を認められず、赤坂のホテルのレストランでの再婚相手・塩見(近藤芳正)との会食の席を逃げ出す。
 その途中、階段で突然の地震に逢った未歩は持っていた携帯電話を落とし、紛失してしまう。
 実はその携帯電話は時空を超え、明治時代の小説家志望の青年・宮田時次郎(佐野和真)のもとへ渡っていたのだが…。

 携帯電話を通じてのみ語り合うことができる100年の時を超えた恋愛青春映画。
 『天然コケッコー』での好演が記憶に新しい夏帆と、若手注目株の佐野和真が主演。
 監督は『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』でおじさん連中をも熱狂させた小中和哉監督。

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2007年11月13日 (火曜日)

【映画評】オトシモノ

沢尻エリカ主演でオトシモノを巡って繰り広げられるホラー映画。

【満足度:★★☆】(鑑賞日:2006/09/30)

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2007年11月12日 (月曜日)

【映画評】ラフ ROUGH

長澤まさみ、速水もこみち主演で描く水泳部員たちを巡る青春映画。

【満足度:★】(鑑賞日:2006/09/04)

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2007年11月 9日 (金曜日)

【映画評】花田少年史 幽霊と秘密のトンネル

ALWAYS 三丁目の夕日』の須賀健太少年が幽霊相手に大活躍するほのぼのファミリー映画。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2006/09/02)

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2006年12月 3日 (日曜日)

【映画評】暗いところで待ち合わせ

盲目の女性と殺人事件の容疑者との奇妙な共同生活を描いた心温まるサスペンス。

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2006年12月1日)

 盲目の女性・ミチル(田中麗奈)は優しい父親(岸辺一徳)と親子二人暮らし。二人の住む家の窓からは小さな駅のホームが見えた。
 ホームには、毎日のようにミチルの姿を見つめる青年・アキヒロ(チェン・ボーリン)の姿があった。
 ある日、ミチルの父親は病気で急逝。ミチルはこの家に一人で暮らすことになる。
 それからまたある日、アキヒロが彼女に気づかれないように、この家に忍び込む。彼は目の前の駅で起こった殺人事件の容疑者として追われていたのだ。
 目の見えないミチルは、息を潜めるアキヒロの存在に気づかぬまま、二人の奇妙な共同生活が始まる…。

 乙一のベストセラー小説を映画化した心温まるサスペンス映画。

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2006年9月25日 (月曜日)

【映画評】バックダンサーズ!

ダンスに夢を託す若者たちを追いかけた無邪気な青春ダンスムービー。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2006年9月23日)

 時は2010年。とある空き地でダンスに励む若者たち。その若者たちの中で語りぐさとなっている伝説の女性ダンスグループがあった。その名も“バックダンサーズ”。この物語はその彼女らのサクセスストーリー。
 そして2002年、後にバックダンサーズのメンバーとなる女子高生のミウ(平山あや)とよしか(hiro)は、18歳未満入場おことわりのクラブでの夜遊び中に警察に補導され、高校を退学させられる。行き場を失った二人は、同じくクラブを閉め出されたジュリ(長谷部優)に誘われるまま、例の空き地、通称“ムーンダンスクラブ”で踊り始めるのだった…。

 監督はテレビ出身の永山耕三。『東京ラブストーリー』に代表される90年代トレンディードラマブームを支えた一人。本作では肝となる音楽プロデューサーも兼任。
 バックダンサーズの面々に若者に人気の平山あや、hiro、ソニン、サエコの女性アイドル四人。全編通して華麗なダンスを披露してくれる。

 ダンスシーンの迫力を除いて、内容ははっきりいって薄い。言っちゃなんだが、「これだからテレビ出身監督は」と評したいくらい軽薄。
 でも、でもね、でも憎めない、無邪気な快作なんだな、これが。

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2006年9月16日 (土曜日)

【映画評】時をかける少女

何度も映像化された名作をアニメーション作品として現代的に焼き直して生まれた青春映画の金字塔。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2006年8月13日)

 紺野真琴(声/仲里依紗)は、ちょっとおっちょこちょいだけども脳天気な高校二年生の女の子。放課後には親友の間宮千昭(声/石田卓也)、津田功介(声/板倉光隆)とともに野球遊びに興じる毎日。
 夏休みが近づいてきたある日、真琴はあることをきっかけにタイムリープ能力(時間跳躍能力)を身に付ける。食べ損ねたプリンを食べに戻ったり、小テストでいい点を取ったりと、くだらないことのためにタイムリープして面白がっていた真琴だが…。

 監督はアニメ業界では知る人ぞ知る細田守。
 原作は筒井康隆の同名SF小説。すでに幾度も映像化されているが、今回の再映画化は、初のアニメーション。舞台を現代の東京に移し、主役の少女も原作の芳山和子から紺野真琴に世代交代させてのオリジナルストーリー。
 昭和44年(1969年)生まれの筆者にとって『時をかける少女』といえば、時のアイドル・原田知世が尾道を舞台に時をかけた大林宣彦監督による映画版『時をかける少女』(1983年)をまず思い浮かべるが、昭和42年(1967年)生まれの細田監督も大林版の洗礼を受けたのはまず間違いないだろう。

 いやあ、凄い
 最初『時をかける少女』が再映画化されると知ったとき、正直「なんで今さら」と思った。しかし今にして思えば、すでに何度も映像化され、古典と呼んでも差し支えないこの題材に挑んだ細田監督には、再映画化、アニメーション化への絶対的な自信、勝算があったのではないか。よく練られた脚本と、青春の躍動感に溢れ、それでいて情緒豊かな演出で観客を爽やかな感動へいざなう珠玉の名作、まさに傑作。
 こんな素敵な映画に出会えた喜びをどう表現していいのやら。

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2005年11月 4日 (金曜日)

【映画評】ティム・バートンのコープス ブライド

死体の花嫁(コープス ブライド)を巡る切なくて心温まるファンタジー映画。

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2005年11月2日)

 両親たちの思惑のために顔も合わせたこともないのに結婚することになったビクター(声/ジョニー・デップ)とビクトリア(声/エミリー・ワトソン)。浮かない気持ちで初めて対面した結婚前夜、お互いを知った二人は最初の不安はどこへやら、ほのかに惹かれあう。
 しかしビクターは結婚式のリハーサルで大失態。落ち込む彼はひとり街外れの森の中へ。そこで何度も求婚の言葉を練習するうち、うっかり死体の花嫁=コープス ブライドのエミリー(声/ヘレナ・ボナム=カーター)に求婚してしまう…。

 先ごろ『チャーリーとチョコレート工場』が公開されて間もないティム・バートン監督によるストップモーション・アニメーション(人形アニメ)。
 結婚を申し込まれたと勘違いした死体の花嫁を巡るピュアなハートフル・ストーリーだ。

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2005年1月 7日 (金曜日)

【映画評】インストール

上戸彩がエロチャットにはまる女子高生を演じるポップな青春映画。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2005年1月6日)

 ある日、衝動的に平凡な毎日からドロップアウトする決意をした女子高生・野沢朝子(上戸彩)は、部屋中の家具、雑貨類、荷物一式を粗大ゴミとして処分する。それを偶然見かけた小学生・かずよし(神木隆之介)は、その粗大ゴミの中から故障して動かなくなったパソコンを貰って帰る。
 数日後、登校拒否の日々を満喫する朝子は、パソコンにOSをインストールしなおして復活させたかずよしと再会。かずよしは無気力な毎日を送る朝子に、人妻の風俗嬢になりきってエロチャットで男たちとHな会話をするバイトをしないかと誘うのだった…。

 『蹴りたい背中』で芥川賞を最年少で受賞した綿矢りさが17歳の時に書いたベストセラー小説を売れっ子アイドル女優・上戸彩主演で映画化。
 ということで、話題性優先で作られたお手軽低予算アイドル映画と決め込んで高を括っていたのが見事に裏切られた。見くびっていた反動で観終わったあと軽く動揺してしまった。

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2004年12月27日 (月曜日)

【映画評】下妻物語

ロリータ少女とヤンキー娘と友情を描いた青春映画の傑作。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2004年6月29日)

 フリフリのロリータ・ファッションに身を包んだ少女・桃子(深田恭子)が、ひょんなことからスクーターを乗り回すヤンキー娘のイチゴ(土屋アンナ)と知り合った。
 マイペースを身上とする桃子は最初イチゴを避けようとするが…。

 まるで住む世界が違う二人の少女が知り合い、それぞれに不器用に友情を育んでいく姿を描いたこの『下妻物語』は、文句なしの青春映画、友情映画の傑作

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2004年7月 9日 (金曜日)

【映画評】シーズ・オール・ザット

学園版『プリティ・ウーマン』な、爽やかな正統派青春映画。

【満足度:★★★】(初掲:2000年7月6日 映画徒然文集

 生徒会長で学園一女生徒からの憧れの的ザック(フレディ・プリンツJr.)にはやはり学園一美女の彼女・テイラー(ジョディ・リン・オキーフ)がいたが、高校卒業まであと8週間というときに突然新しい彼氏ができたからと言われ振られる。
 友人たちにもからかわれムキになったザックは、テイラーを見返すために悪友ディーン(ポール・ウォーカー)から持ちかけられた「学園一さえない女の子を6週間後のプロムパーティーのクィーンに選ばれる女性に仕立て上げる」という賭けに受けて立つ。そしてその相手に選ばれたのはネクラでさえない画家志望の少女レイニー(レイチェル・リー・クック)だった…。

 おおかたの賢明な読者の予想通りの展開&結末です。ハイ、おしまい。

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2004年7月 7日 (水曜日)

【映画評】守ってあげたい!

人気マンガ原作の菅野美穂主演、自衛隊を舞台とした少女の成長記。

【満足度:☆】(初掲:2000年3月19日 映画徒然文集

 安西サラサ(菅野美穂)は彼氏(高野八誠)に振られた腹いせに婦人自衛官になることを決意。
 サラサの配属された教育隊3班は、一癖も二癖もある個性派おちこぼれたち(宮村優子、白川みなみ、池田真紀、氏家恵、本橋由香、野村りの)ばかりだった。
 悪魔との異名を持つ中蜂あやめ(杉山彩子)班長による過酷な訓練に耐えながら、いつしか少女たちは成長していく。

 内容的には自衛隊のPR映画の域を出ず、物語として全編空回り。ここまで場当たり的な展開しかできない作品も珍しいと変なところに感心してしまう。

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2004年7月 3日 (土曜日)

【映画評】大阪物語

市川準監督による少女の成長を中心に描いた人間ドラマ。

【満足度:★★★★☆】(初掲:1999年8月3日 映画徒然文集

 市川準監督による少女の成長を軸とした大阪が舞台の人間ドラマ。

 市川監督に、またやられた。
 売れない漫才夫婦(沢田研二、田中裕子)がいて、その子供ら(池脇千鶴、中野敬祐)がいる。ある日、どうしようもなくだらしないおとっつあんが失踪して、娘はおとっつあん探してまわる。そういう話だよ、簡単に言えば。
 で、市川監督の描く話ってそういうストーリーがどうとかってんじゃないのが常で、今回もなんでもない日常を描きつつ、優しい視線ですべての登場人物、果ては大阪そのものを見せてくれる。

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2004年7月 2日 (金曜日)

【映画評】キューティーハニー

愛の戦士キューティーハニーが、悪の秘密結社パンサークローに戦いを挑むアクション・コメディ。

【満足度:★★★★】

 胸沸き踊る痛快作!
 正直、この作品の企画を知ったときには、キューティーハニーを演じる佐藤江梨子のお色気だけに頼ったアイドル映画なんだろうと高をくくっていたのだが、『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる庵野秀明監督はやはり只者ではなかった。
 随所にアニメテイストをちりばめ、よく知られている主題歌をそのまま持ってきた庵野監督の的を得た演出は、映画が始まってすぐに童心に帰らせてくれた。「アニメのキャラクターがそのまま飛び出してきたよう」とは、まさにこのことだ。

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