カテゴリー「~ミラクル」の48件の記事

2008年3月10日 (月曜日)

【映画評】デスノート the Last name

デスノートを巡る夜神月とLの戦いがついに決着。

【満足度:★★★】(鑑賞日:2006/11/05)

 原作を未見なので原作との違いには驚きようがない。
 ただ、前編で感じたダイジェスト版的な未消化感はほとんどなかった。上手に完結させているんだろうとは思う。

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2008年3月 6日 (木曜日)

【映画評】ジャンパー

テレポート能力を持ったジャンパーと謎の組織が世界中を飛び回って激突!

【満足度:☆】(鑑賞日:2008/03/01)

 ファーストデイ(1000円の日)の先行上映にて観賞。
 最初に書くが、なんだこの小学生が考えたような身勝手でチープな絵空事は。少々ネタバレのあらすじになるがお粗末すぎて伏せる気にもならない。

 偶然自分がテレポート(瞬間移動)能力を持っていることに気づいた15歳の少年デヴィッド(マックス・シエリオット)は、銀行の金庫に忍び込んで大金を盗み出し、もとい、しばらくの間借りることにし、故郷を飛び出しました。
 それから8年後、文字通りの自由気ままな人生を謳歌していたデヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は、ある日を境に謎の組織から命を狙われるようになったのです。
 それを期に彼は一度は捨てた故郷に戻ってみました。が、何を思ったかデヴィッドくんは、嫌いだったいじめっ子を特殊能力でとっちめて、昔から好きだった女の子ミリー(レイチェル・ビルソン)の気を惹き、ついには彼女の夢だったローマ旅行に連れ出すことに成功するのです。
 旅先で彼女といちゃついていると、そこでまた例の謎の組織に襲われバカンスは台無し。と同時にこの特殊能力を持つ者=ジャンパーは自分だけでないことも知りました。
 かくしてデヴィッドはジャンパー仲間のグリフィン(ジェイミー・ベル)と共闘し、自分たちの素晴らしきジャンパー人生の邪魔をする謎の組織“パラディン”と闘うことを決意したのです。
 さてさて、この世紀の対決の結末はいかにぃーっ!

 つう、派手な見た目に対してあまりに子供騙しな内容。

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2008年3月 5日 (水曜日)

【映画評】ちーちゃんは悠久の向こう

高校に伝わる七不思議の謎を追う青春恋愛ファンタジー。

【満足度:★】(鑑賞日:2008/01/19)

 ある春、ちーちゃん(仲里依紗)と幼なじみのモンちゃん(林遣都)は揃って同じ高校に進学した。
 オカルト好きのちーちゃんは嫌がるモンちゃんを巻き込んで、その高校に伝わる“すべてを解き明かした者には願いが叶う”という七不思議の謎を探るのだが…。

 公開初日に舞台挨拶付きで観賞。
 仲里依紗主演に奥華子の主題歌という『時をかける少女』コンボに釣られて観てしまったのだが…。

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2008年3月 4日 (火曜日)

【映画評】ガチ☆ボーイ

一晩寝ると昨日の記憶を失う青年のガチンコな生き様に涙するスポ魂青春映画の傑作。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2008/03/01)

 廃部の危機におかれた大学のプロレス研究会に入部した三年生の五十嵐良一(佐藤隆太)。
 先輩たちの教えをきっちりメモにとり、ことあるごとにポラロイドカメラで皆の写真を撮るまじめな青年だったが、実は彼、大学在学中に司法試験も合格するんではと噂されるほどの天才だった。
 そんな五十嵐にしては学生プロレスで重要な“段取り”をいつまでたっても覚えられなかったのだが、やがて“マリリン仮面”というリングネームを与えられ、ついにデビュー戦の日を迎える。が、先輩に負ける予定だったこの試合であろうことか勝ってしまう五十嵐。しかし観客には大ウケで、彼は人気レスラーの道を歩み始める。
 だが五十嵐にはもっと重大な秘密があった。彼は昨年自転車で事故に逢って以来、新しいことが覚えられない、一晩寝ると前日のことをすべて忘れる「高次脳機能障害」だったのだ…。

 ありがちであざとくもある設定。とりたてて意外性のない、結局何も解決しない結末。にもかかわらず心揺さぶられずにおれないクライマックスのガチンコ勝負。
 ありきたりな言い方だが、笑って泣ける痛快な青春映画だ。二時間という上映時間がこの手の作品にしてはちと長いかもと危惧したが、まったくの杞憂だった。
 前半でさりげなく張られた伏線ひとつひとつが見事に回収されていく後半は涙腺が決壊しっぱなしで、嗚咽しそうなほど泣けたのは何年ぶりか。

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2008年2月27日 (水曜日)

【映画評】東京少女

携帯電話がとりもつ平成の少女と明治の青年の時空を超えた青春恋愛ファンタジー。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2008/02/26)

 SF小説家を目指す女子高校生・未歩(夏帆)は母・妙子(秋本奈緒美)の再婚話を認められず、赤坂のホテルのレストランでの再婚相手・塩見(近藤芳正)との会食の席を逃げ出す。
 その途中、階段で突然の地震に逢った未歩は持っていた携帯電話を落とし、紛失してしまう。
 実はその携帯電話は時空を超え、明治時代の小説家志望の青年・宮田時次郎(佐野和真)のもとへ渡っていたのだが…。

 携帯電話を通じてのみ語り合うことができる100年の時を超えた恋愛青春映画。
 『天然コケッコー』での好演が記憶に新しい夏帆と、若手注目株の佐野和真が主演。
 監督は『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』でおじさん連中をも熱狂させた小中和哉監督。

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2008年1月11日 (金曜日)

【映画評】記憶の棘

愛する人が生まれ変わったらそれを信じられますか?っていうニコール・キッドマン主演のミステリー。

【満足度:★★☆】(鑑賞日:2006/10/03)

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2008年1月 9日 (水曜日)

【映画評】レディ・イン・ザ・ウォーター

伝説が現実のものとなっていくMナイト・シャマラン監督による現代のおとぎ話。

【満足度:★】(鑑賞日:2006/10/01)

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2007年11月13日 (火曜日)

【映画評】オトシモノ

沢尻エリカ主演でオトシモノを巡って繰り広げられるホラー映画。

【満足度:★★☆】(鑑賞日:2006/09/30)

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【映画評】LOFT ロフト

ミイラを巡るどこか可笑しいラブロマンスホラー。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2006/09/10)

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2007年11月 9日 (金曜日)

【映画評】DEATH NOTE デスノート 前編

名前を書けばその人間が死ぬという“デスノート”を巡る天才vs.天才の頭脳戦。

【満足度:★★】(鑑賞日:2006/09/02)

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【映画評】花田少年史 幽霊と秘密のトンネル

ALWAYS 三丁目の夕日』の須賀健太少年が幽霊相手に大活躍するほのぼのファミリー映画。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2006/09/02)

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2007年11月 8日 (木曜日)

【映画評】ゲド戦記

名匠宮崎駿監督の息子・宮崎吾朗が初監督に挑む世界的に有名な名作ファンタジー小説のアニメ化。

【満足度:★☆】(鑑賞日:2006/08/26)

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2006年9月27日 (水曜日)

【映画評】ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

新旧ウルトラマンの競演が大興奮のウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2006年9月26日)

 さかのぼること20年前の月面、ウルトラマン(相馬絢也)、ウルトラマセブン(渡辺勝彦)、ウルトラマンジャック(『帰ってきたウルトラマン』、梶本明志)、ウルトラマンエース(矢部敬三)のウルトラ兄弟は、地球を狙うヤプールの怨念から産まれた究極超獣Uキラーザウルスと闘っていた。激しい死闘の末、ウルトラ兄弟は最後の力を振り絞ってUキラーザウルスを神戸沖の海底に封印する。
 それから20年を経て現代、CREW GUYSのヒビノ・ミライ隊員(五十嵐隼士)は、神戸の異変を予見して、神戸へと向かっていた。彼こそが今の地球を守る“ルーキー”、ウルトラマンメビウス(長谷川恵司)だ。
 実は神戸では、変身能力を失ったウルトラ兄弟がそれぞれ人間の姿のハヤタ(黒部進)、モロボシ・ダン(森次晃嗣)、郷秀樹(団次朗)、北斗星司(高峰圭二)として一見平和に暮らしていたのだが…。

 “ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品”と銘打たれて公開されたウルトラマンメビウス劇場版。
 三十台後半で子供もいない筆者は、さすがに『ウルトラマンメビウス』のテレビシリーズは観ていない。というか、ウルトラマンシリーズ自体、テレビ版、劇場版問わず、もう二十年以上観ていなかった。
 そんな筆者がこの映画のために劇場に足を運んだのは、予告編で観た元祖昭和シリーズのオリジナルキャストの登場シーンに心動かされたにほかならない。
 結論から言えば、筆者と同じように子供の頃に“ウルトラマンごっこ”をして遊んだ経験があるような人なら、現在子供がいる、いないに拘わらず、とにかく観るべし。子供と一緒ならなお良し。
 現行のウルトラマンメビウスのことを知らなくても大丈夫。全世代共通のウルトラマンマインドですべて補える。
 記念作品との名に偽りなしの、大人も子供も楽しめるウルトラマン祭りと呼ぶにふさわしい力作です。

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2006年9月16日 (土曜日)

【映画評】時をかける少女

何度も映像化された名作をアニメーション作品として現代的に焼き直して生まれた青春映画の金字塔。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2006年8月13日)

 紺野真琴(声/仲里依紗)は、ちょっとおっちょこちょいだけども脳天気な高校二年生の女の子。放課後には親友の間宮千昭(声/石田卓也)、津田功介(声/板倉光隆)とともに野球遊びに興じる毎日。
 夏休みが近づいてきたある日、真琴はあることをきっかけにタイムリープ能力(時間跳躍能力)を身に付ける。食べ損ねたプリンを食べに戻ったり、小テストでいい点を取ったりと、くだらないことのためにタイムリープして面白がっていた真琴だが…。

 監督はアニメ業界では知る人ぞ知る細田守。
 原作は筒井康隆の同名SF小説。すでに幾度も映像化されているが、今回の再映画化は、初のアニメーション。舞台を現代の東京に移し、主役の少女も原作の芳山和子から紺野真琴に世代交代させてのオリジナルストーリー。
 昭和44年(1969年)生まれの筆者にとって『時をかける少女』といえば、時のアイドル・原田知世が尾道を舞台に時をかけた大林宣彦監督による映画版『時をかける少女』(1983年)をまず思い浮かべるが、昭和42年(1967年)生まれの細田監督も大林版の洗礼を受けたのはまず間違いないだろう。

 いやあ、凄い
 最初『時をかける少女』が再映画化されると知ったとき、正直「なんで今さら」と思った。しかし今にして思えば、すでに何度も映像化され、古典と呼んでも差し支えないこの題材に挑んだ細田監督には、再映画化、アニメーション化への絶対的な自信、勝算があったのではないか。よく練られた脚本と、青春の躍動感に溢れ、それでいて情緒豊かな演出で観客を爽やかな感動へいざなう珠玉の名作、まさに傑作。
 こんな素敵な映画に出会えた喜びをどう表現していいのやら。

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2005年11月27日 (日曜日)

【映画評】大停電の夜に

クリスマス・イヴの夜、大停電に見舞われた東京の片隅で繰り広げられる群像劇。

【満足度:★★★】(鑑賞日:2005年11月24日)

 クリスマス・イヴの夜更け、東京の片隅のとある裏路地。今夜限りで店を畳む木戸晋一(豊川悦司)のジャズ・バーで、ビル・エヴァンスの名盤『ワルツ・フォー・デビー/Waltz For Debby』が流れ始める。
 華やかなイルミネーションで彩られたこの大都会は、空から降ってきた“それ”により、関東全域を巻き込む大停電に。
 神から与えられたとても素敵な一夜が今始まる…。

 『東京タワー』が記憶に新しい源孝志監督の贈る、美しい映像と心温まるエピソードで彩られたちょっと小粋な群像ストーリー。

 結論から言えば、ハッタリの効いた壮大な設定は実に映画的で好きなのだが、個々のエピソードが小粒過ぎて物足りない。多過ぎる登場人物とエピソードをもう少し整理すべきではなかったのか。
 それぞれのエピソードは微妙に絡み合って、どこかを切ればどこかが成立せずという、その点だけ見ればよく練られた脚本なのだが、その実、蛇足が蛇足を呼んで収拾がつかなくなってしまったのじゃなかろうかという気もしてしまうのだ。

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2005年11月 6日 (日曜日)

【映画評】蝋人形の館

蝋人形館のある小さな町で繰り広げられる惨劇。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2005年11月1日)

 カーリー(エリシャ・カスバート)と親友のペイジ(パリス・ヒルトン)、彼女らの恋人・ウェイト(ジャレッド・パダレッキ)とブレイク(ロバート・リチャード)、そしてカーリーの双子の兄・ニック(チャド・マイケル・マーレイ)とその親友・ドールトン(ジョン・エイブラハムズ)の6人は2台の車に分乗し、フットボール観戦のためのドライブ旅行に旅立つ。
 その夜、町外れのキャンプ場で一泊することになったのだが…。

 ろくに予備知識なく観たんで、ポスターの神秘的なイメージから勝手にミステリアスなサスペンス調映画と思い込んで観たらとんでもない。本格的なスラッシャー・ホラーで仰天してしまった。宣伝部の策略にまんまとはめられましたわ。
 R-15指定だったんで、ちょっとエッチぽいのかとも期待(!?)してたんだけど、そういう意味じゃなくて、子供に見せられないくらい残虐だってこと。この手の作品がだめな人は絶対観ないほうがいいですよ、これは。
 逆に言うと、この手の殺戮系ホラー映画が好きな人にはお勧めの一本。

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2005年11月 4日 (金曜日)

【映画評】ティム・バートンのコープス ブライド

死体の花嫁(コープス ブライド)を巡る切なくて心温まるファンタジー映画。

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2005年11月2日)

 両親たちの思惑のために顔も合わせたこともないのに結婚することになったビクター(声/ジョニー・デップ)とビクトリア(声/エミリー・ワトソン)。浮かない気持ちで初めて対面した結婚前夜、お互いを知った二人は最初の不安はどこへやら、ほのかに惹かれあう。
 しかしビクターは結婚式のリハーサルで大失態。落ち込む彼はひとり街外れの森の中へ。そこで何度も求婚の言葉を練習するうち、うっかり死体の花嫁=コープス ブライドのエミリー(声/ヘレナ・ボナム=カーター)に求婚してしまう…。

 先ごろ『チャーリーとチョコレート工場』が公開されて間もないティム・バートン監督によるストップモーション・アニメーション(人形アニメ)。
 結婚を申し込まれたと勘違いした死体の花嫁を巡るピュアなハートフル・ストーリーだ。

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2005年6月 7日 (火曜日)

【映画評】電車男

ヲタク青年の恋をネット掲示板の“名無しさん”たちが応援するピュア・ラブストーリー。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2005年6月5日)

 オドオドしてまるでパッとしないアキバ系ヲタクの青年(山田孝之)はある日電車の中で、暴れるおじさん(大杉漣)から奇麗な女性(中谷美紀)を助けた。
 この女性に恋してしまったヲタク青年は、その夜、自称“電車男”を名乗ってネット上の匿名掲示板に相談を書き込む。すると瞬く間に多くの匿名の名無しさんたちから、この恋を成就させるための助言が投稿されてきた。
 名無しさんたちの励ましに支えられ、電車男は彼女にふさわしい自分に変えていこうと頑張り、やがて“エルメス”と名付けられたその女性との関係は、順調な展開を見せはじめるのだが…。

 有名なネット掲示板「2ちゃんねる」(http://www.2ch.net/)上で繰り広げられた匿名の住人たちのやりとりをまとめて出版した書籍を原作とするラブストーリー。
 掲示板上でのやりとりだけに関して言えば紛れもない実話なので、そういった観点で解説されることが多いが、映画的に考えて、王道をゆきながらも現代的なとてもよくできた恋愛映画

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2005年1月 8日 (土曜日)

【映画評】いま、会いにゆきます

梅雨の季節の6週間だけ死別した最愛の妻が生き返ってくる奇跡のラブ・ファンタジー。

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2004年12月3日)

 一年前に最愛の妻・澪(竹内結子)に先立たれた秋穂巧(中村獅童)は、ひとり息子・佑司(武井証)と共に暮らしている。澪は二人に「雨の季節に帰ってくる」と言い残して亡くなっていた…。
 そして約束の雨の季節、二人の前に澪が現れる。澪は記憶を失っていたが、喜ぶ巧たちは周囲には秘密にして、戸惑う澪との共同生活を始めるのだった…。

 こんな和製ファンタジー映画が観たかったと言える傑作。
 この映画には傑作ホラー『シックス・センス』に代表されるような、あっと驚く仕掛けが有るのだが、それと同じくその仕掛けを知っていても感動できる秀逸なラブストーリーに仕上がっていて何度観ても号泣してしまう。

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2005年1月 7日 (金曜日)

【映画評】インストール

上戸彩がエロチャットにはまる女子高生を演じるポップな青春映画。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2005年1月6日)

 ある日、衝動的に平凡な毎日からドロップアウトする決意をした女子高生・野沢朝子(上戸彩)は、部屋中の家具、雑貨類、荷物一式を粗大ゴミとして処分する。それを偶然見かけた小学生・かずよし(神木隆之介)は、その粗大ゴミの中から故障して動かなくなったパソコンを貰って帰る。
 数日後、登校拒否の日々を満喫する朝子は、パソコンにOSをインストールしなおして復活させたかずよしと再会。かずよしは無気力な毎日を送る朝子に、人妻の風俗嬢になりきってエロチャットで男たちとHな会話をするバイトをしないかと誘うのだった…。

 『蹴りたい背中』で芥川賞を最年少で受賞した綿矢りさが17歳の時に書いたベストセラー小説を売れっ子アイドル女優・上戸彩主演で映画化。
 ということで、話題性優先で作られたお手軽低予算アイドル映画と決め込んで高を括っていたのが見事に裏切られた。見くびっていた反動で観終わったあと軽く動揺してしまった。

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2004年12月27日 (月曜日)

【映画評】下妻物語

ロリータ少女とヤンキー娘と友情を描いた青春映画の傑作。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2004年6月29日)

 フリフリのロリータ・ファッションに身を包んだ少女・桃子(深田恭子)が、ひょんなことからスクーターを乗り回すヤンキー娘のイチゴ(土屋アンナ)と知り合った。
 マイペースを身上とする桃子は最初イチゴを避けようとするが…。

 まるで住む世界が違う二人の少女が知り合い、それぞれに不器用に友情を育んでいく姿を描いたこの『下妻物語』は、文句なしの青春映画、友情映画の傑作

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2004年12月25日 (土曜日)

【映画評】スイミング・プール

避暑地のプールを舞台に繰り広げられる幻惑的な女のミステリー。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2004年6月29日)

 スランプに陥っていた人気女流ミステリー作家のサラ(シャーロット・ランプリング)は、出版社社長ジョン(チャールズ・ダンス)の薦めで彼の所有するプール付きの別荘へ単身訪れる。
 あとから来ることになっていたジョンが一向に現れないことを訝しがるサラだったが、美しい自然に囲まれたその別荘での生活は順調に彼女の創作意欲を取り戻させていった。
 しかしそこにジョンの娘・ジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)が現れる。夜な夜な別荘に男を連れ込むジュリーにいらだちを覚えるサラだったが…。

 フランソワ・オゾン監督の作品は初見だったのだが、いいね、この語り口。
 ジュリーの妖艶な美しさといい、嫉妬するサラの冷たい視線といい、透き通ったブルーを湛えるプールといい、全編が静かな緊張感に満ちていて息が抜けない。そして迎える驚きのラスト。

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2004年12月24日 (金曜日)

【映画評】ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

13歳になったハリー・ポッターに新たな危機が迫る、大ヒットシリーズ第三弾。

【満足度:★★★】(鑑賞日:2004年6月26日)

 ホグワーツ魔法学校で3年生となったハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は人間の世界で魔法を使ってしまい、退学の危機に。
 一方、ハリーの両親を殺したとされるシリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)が牢獄アズカバンから脱獄。
 厳戒体制のホグワーツ魔法学校には、新任教師リーマス・ルーヒン(デイビッド・シューリス)が赴任するが…。

 大ヒットシリーズ第三弾。監督が変わって大きく作品のムードが変わった。
 筆者的には、ホグワーツの観光案内にしかみえなかった1作目、ハリウッド娯楽映画としての王道を行った感のある2作目、そして明らかにダークな方向へ方向転換した本作と、シリーズを追うごとに好みに近くなってきたようには思う。
 単品の映画としては2作目の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の方がまとまっていた印象なのだが、作品の持つムードは本作の方が上。

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2004年12月15日 (水曜日)

【映画評】天国の本屋~恋火

天国と地上とを交錯して繰り広げられるラブファンタジー。

【満足度:★★★☆】

 リストラされたピアニストの健太(玉山鉄二)は、ヤケ酒を飲んでいた酒場でヤマキという男(原田芳雄)から“天国の本屋”のアルバイトにスカウトされ、生きながらにして天国に導かれる。健太はその天国で影のある女性・翔子(竹内結子)と知り合う。
 一方地上では、和菓子屋の娘・香夏子(竹内結子、二役)は、町に伝わる今は失われた“恋する花火”の伝説を聞き、ぜひこれを町の花火大会で復活させたいと躍起になるのだが…。

 予備知識もなく観たら、タイトルになっている“天国の本屋”が比喩ではなく、ホントに天国にある本屋だったんで驚いた。しかもその天国が、ファンタジーファンタジーした幻想的なものではなく、アロハシャツ姿のヤマキを筆頭に、ごく自然に“そこ”に存在する。
 ただ、この自然さが諸刃の剣となって観る者を選んでいるように思う。筆者はファンタジー好きなのでこの手の演出もすぐに馴染めたが、見方によってはすごく安っぽいファンタジー映画に成り下がっているように感じられて、人によっては馬鹿馬鹿しくも見えるだろう。
 しかしこれは受け手の好みの問題が大きい。映画として致命的なのはこれよりも脚本。

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【映画評】ビッグ・フィッシュ

ほらふきお父さんと彼に相容れない息子の最期の交流を描いた心温まるファンタジー映画。

【満足度:★★★★☆】

 “現代のおとぎ話”なんて使い古された表現をあえて使いたくなるファンタジー映画の傑作。
 『バットマン』シリーズや『スリーピー・ホロウ』など、どちらかというと暗いファンタジー映画のイメージが強いティム・バートン監督の新境地。

 ジャーナリストのウィル・ブルーム(ビリー・クラダップ)の父親・エドワード(アルバート・フィニー)は、地元では有名な話し上手な大ほらふき。子供のころならまだしも、いくつになってもほら話を聞かされるウィルはそんな父をいつしか嫌うようになっていた。
 豪快な人生を歩んできたエドワードも今は病床の身。そこでの会話も何度も聞かされたほら話ばかり。そんなエドワードが最期のときを迎えようとしていた…。

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2004年7月 9日 (金曜日)

【映画評】シーズ・オール・ザット

学園版『プリティ・ウーマン』な、爽やかな正統派青春映画。

【満足度:★★★】(初掲:2000年7月6日 映画徒然文集

 生徒会長で学園一女生徒からの憧れの的ザック(フレディ・プリンツJr.)にはやはり学園一美女の彼女・テイラー(ジョディ・リン・オキーフ)がいたが、高校卒業まであと8週間というときに突然新しい彼氏ができたからと言われ振られる。
 友人たちにもからかわれムキになったザックは、テイラーを見返すために悪友ディーン(ポール・ウォーカー)から持ちかけられた「学園一さえない女の子を6週間後のプロムパーティーのクィーンに選ばれる女性に仕立て上げる」という賭けに受けて立つ。そしてその相手に選ばれたのはネクラでさえない画家志望の少女レイニー(レイチェル・リー・クック)だった…。

 おおかたの賢明な読者の予想通りの展開&結末です。ハイ、おしまい。

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【映画評】レ