カテゴリー「~ゴージャス」の18件の記事

2008年3月 6日 (木曜日)

【映画評】ジャンパー

テレポート能力を持ったジャンパーと謎の組織が世界中を飛び回って激突!

【満足度:☆】(鑑賞日:2008/03/01)

 ファーストデイ(1000円の日)の先行上映にて観賞。
 最初に書くが、なんだこの小学生が考えたような身勝手でチープな絵空事は。少々ネタバレのあらすじになるがお粗末すぎて伏せる気にもならない。

 偶然自分がテレポート(瞬間移動)能力を持っていることに気づいた15歳の少年デヴィッド(マックス・シエリオット)は、銀行の金庫に忍び込んで大金を盗み出し、もとい、しばらくの間借りることにし、故郷を飛び出しました。
 それから8年後、文字通りの自由気ままな人生を謳歌していたデヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は、ある日を境に謎の組織から命を狙われるようになったのです。
 それを期に彼は一度は捨てた故郷に戻ってみました。が、何を思ったかデヴィッドくんは、嫌いだったいじめっ子を特殊能力でとっちめて、昔から好きだった女の子ミリー(レイチェル・ビルソン)の気を惹き、ついには彼女の夢だったローマ旅行に連れ出すことに成功するのです。
 旅先で彼女といちゃついていると、そこでまた例の謎の組織に襲われバカンスは台無し。と同時にこの特殊能力を持つ者=ジャンパーは自分だけでないことも知りました。
 かくしてデヴィッドはジャンパー仲間のグリフィン(ジェイミー・ベル)と共闘し、自分たちの素晴らしきジャンパー人生の邪魔をする謎の組織“パラディン”と闘うことを決意したのです。
 さてさて、この世紀の対決の結末はいかにぃーっ!

 つう、派手な見た目に対してあまりに子供騙しな内容。

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2006年9月27日 (水曜日)

【映画評】ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

新旧ウルトラマンの競演が大興奮のウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2006年9月26日)

 さかのぼること20年前の月面、ウルトラマン(相馬絢也)、ウルトラマセブン(渡辺勝彦)、ウルトラマンジャック(『帰ってきたウルトラマン』、梶本明志)、ウルトラマンエース(矢部敬三)のウルトラ兄弟は、地球を狙うヤプールの怨念から産まれた究極超獣Uキラーザウルスと闘っていた。激しい死闘の末、ウルトラ兄弟は最後の力を振り絞ってUキラーザウルスを神戸沖の海底に封印する。
 それから20年を経て現代、CREW GUYSのヒビノ・ミライ隊員(五十嵐隼士)は、神戸の異変を予見して、神戸へと向かっていた。彼こそが今の地球を守る“ルーキー”、ウルトラマンメビウス(長谷川恵司)だ。
 実は神戸では、変身能力を失ったウルトラ兄弟がそれぞれ人間の姿のハヤタ(黒部進)、モロボシ・ダン(森次晃嗣)、郷秀樹(団次朗)、北斗星司(高峰圭二)として一見平和に暮らしていたのだが…。

 “ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品”と銘打たれて公開されたウルトラマンメビウス劇場版。
 三十台後半で子供もいない筆者は、さすがに『ウルトラマンメビウス』のテレビシリーズは観ていない。というか、ウルトラマンシリーズ自体、テレビ版、劇場版問わず、もう二十年以上観ていなかった。
 そんな筆者がこの映画のために劇場に足を運んだのは、予告編で観た元祖昭和シリーズのオリジナルキャストの登場シーンに心動かされたにほかならない。
 結論から言えば、筆者と同じように子供の頃に“ウルトラマンごっこ”をして遊んだ経験があるような人なら、現在子供がいる、いないに拘わらず、とにかく観るべし。子供と一緒ならなお良し。
 現行のウルトラマンメビウスのことを知らなくても大丈夫。全世代共通のウルトラマンマインドですべて補える。
 記念作品との名に偽りなしの、大人も子供も楽しめるウルトラマン祭りと呼ぶにふさわしい力作です。

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2006年9月25日 (月曜日)

【映画評】バックダンサーズ!

ダンスに夢を託す若者たちを追いかけた無邪気な青春ダンスムービー。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2006年9月23日)

 時は2010年。とある空き地でダンスに励む若者たち。その若者たちの中で語りぐさとなっている伝説の女性ダンスグループがあった。その名も“バックダンサーズ”。この物語はその彼女らのサクセスストーリー。
 そして2002年、後にバックダンサーズのメンバーとなる女子高生のミウ(平山あや)とよしか(hiro)は、18歳未満入場おことわりのクラブでの夜遊び中に警察に補導され、高校を退学させられる。行き場を失った二人は、同じくクラブを閉め出されたジュリ(長谷部優)に誘われるまま、例の空き地、通称“ムーンダンスクラブ”で踊り始めるのだった…。

 監督はテレビ出身の永山耕三。『東京ラブストーリー』に代表される90年代トレンディードラマブームを支えた一人。本作では肝となる音楽プロデューサーも兼任。
 バックダンサーズの面々に若者に人気の平山あや、hiro、ソニン、サエコの女性アイドル四人。全編通して華麗なダンスを披露してくれる。

 ダンスシーンの迫力を除いて、内容ははっきりいって薄い。言っちゃなんだが、「これだからテレビ出身監督は」と評したいくらい軽薄。
 でも、でもね、でも憎めない、無邪気な快作なんだな、これが。

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2005年2月 1日 (火曜日)

【映画評】東京タワー

年上女性と少年、二組の不倫カップルが深みに落ちていく恋愛の始終。

【満足度:★】(鑑賞日:2005年1月30日)

 そこは窓から東京タワーの見えるマンションの一室。「なぜ男と女が惹かれ合うのか、考えたことがある?」小島透(岡田准一)のそんな問いかけに答える浅野詩史(黒木瞳)。
 地下駐車場。川野喜美子(寺島しのぶ)は車庫入れがうまくいかず苛立っていた。面倒くさがりながらも手を差し伸べる大原耕二(松本潤)。
 女はともに家庭を持っている。若い男と年齢差のある人妻が織り成す恋愛模様。それぞれに落ちるしかない恋に溺れていく…。

 人気女流作家・江國香織原作の同名小説の映画化。
 最初に書いとく。これほどまでに作品世界に入れなかった映画は久々。
 予告編を見たときから、自分とはかけ離れた世界の話ということである程度は予想してた。にしても、だ。

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2005年1月31日 (月曜日)

【映画評】オーシャンズ12

問答無用の豪華キャストで描かれるドタバタクライムムービーが帰ってきた!

【満足度:★★★】(鑑賞日:2005年1月29日)

 テリ・ベネディクト(アンディ・ガルシア)の経営するラスベガスのカジノで大金をまんまとせしめたオーシャン(ジョージ・クルーニー)とその仲間たち(ブラッド・ピット、マット・デイモンほか)は、それぞれに優雅な生活を謳歌していた。
 しかし、復讐に燃えるベネディクトはオーシャンたちの居所を突き止め、奪われた金にその利子分を加えて2週間以内に返金するように要求する。
 すでにそんな大金は手元に残っていないオーシャンたちは、ヨーロッパを舞台に新たな強奪を画策するが…。

 といった具合に始まる、本作と同じスティーブン・ソダーバーグ監督による『オーシャンズ11』(2001年)の続編。
 豪華なキャストは前作と同様だが、新キャストとしてユーロポールのらつ腕捜査官イザベル・ラリヒ役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、世界一の大泥棒を自認する“ナイト・フォックス”ことフランソワ・トゥルアー役にヴァンサン・カッセルを迎え、さらにパワーアップ。おまけに某大物スターが本人役でカメオ出演しているのも見逃せない。

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2005年1月 3日 (月曜日)

【映画評】ゴジラ FINAL WARS

生誕50年目にして最後の闘いとなる怪獣王ゴジラの最終作。

【満足度:★★★】(鑑賞日:2005年1月2日)

 1954年に突如として東京に現れた大怪獣ゴジラも人類との激しい戦いの末、南極の氷の奥底に閉じ込められていた。
 しかし環境破壊の進んだ地球上にはゴジラ以外にも次々と怪獣が現れ、人類はいつ終わるともつかない戦いを強いられていた。そこに救世主の如く現れるX星人たち。圧倒的な科学力で瞬く間に怪獣たちを退治した彼らだったが…。

 『VERSUS-ヴァーサス-』や『あずみ』などスタイリッシュなアクション映画で知られる北村龍平を監督に、主演にはTOKIOの松岡昌宏と菊川怜を迎えて作られたゴジラシリーズ第28作目にして最終作。歴代の怪獣たちが多数登場して世界中で暴れ回り、豪華キャストで描いた最終作にふさわしい超大作。
 正直、あまり評判がよくないようだったので覚悟して観に行ったんだが、どうしてこうして、けっこうまともだった。

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2004年7月10日 (土曜日)

【映画評】ホワイトアウト

日本最大の巨大ダムがテロリストに占拠された。それに立ち向かう織田裕二!

【満足度:★★】(初掲:2000年9月3日 映画徒然文集

 日本最大の巨大ダムをテロリストが占拠。ダムの職員とダムの下流にある20万世帯を人質にとり、政府に50億円を要求する。たまたま人質にならなかったダム職員・富樫(織田裕二)はテロリスト集団にたったひとりで戦いを挑むが…。

 ベストセラー小説の映画化。日本映画もやっとここまで来たかと思わせる力作。が、しかし、日本版『ダイハード』と謳われた本作であるが、結果的には本家『ダイハード』がいかにすごい傑作だったかを再確認するハメになった。
 この『ホワイトアウト』が日本映画史上に名を残す労作であることは疑うべくもないが、どうしても『ダイハード』と比べざるを得ず、そのこと自体が致命的に欠点であり、かつ本家の足元にも及ばない。

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2004年7月 7日 (水曜日)

【映画評】守ってあげたい!

人気マンガ原作の菅野美穂主演、自衛隊を舞台とした少女の成長記。

【満足度:☆】(初掲:2000年3月19日 映画徒然文集

 安西サラサ(菅野美穂)は彼氏(高野八誠)に振られた腹いせに婦人自衛官になることを決意。
 サラサの配属された教育隊3班は、一癖も二癖もある個性派おちこぼれたち(宮村優子、白川みなみ、池田真紀、氏家恵、本橋由香、野村りの)ばかりだった。
 悪魔との異名を持つ中蜂あやめ(杉山彩子)班長による過酷な訓練に耐えながら、いつしか少女たちは成長していく。

 内容的には自衛隊のPR映画の域を出ず、物語として全編空回り。ここまで場当たり的な展開しかできない作品も珍しいと変なところに感心してしまう。

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2004年7月 6日 (火曜日)

【映画評】ファイト・クラブ

『セブン』のデイビッド・フィンチャー監督がブラッド・ピットと再び組んだ新感覚ムービー。

【満足度:★★★★】(初掲:2000年1月5日 映画徒然文集

 『エイリアン3』、『セブン』、『ゲーム』とミュージック・ビデオ出身の監督らしいスタイリッシュな映像で観客を堪能させてきたデイビッド・フィンチャー監督による挑発的映像の世界。
 不眠症に悩まされていたヤング・エグゼクティブ男(エドワード・ノートン)は自由奔放に生きるタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と出会い、本気で殴り合うことで自己啓発に目覚めていく。やがて同じような仲間が集まり自然発生的に“ファイト・クラブ”が組織されるが、カリスマ的リーダー・タイラーのやることはどんどんエスカレートしていき…。

 フィンチャー監督の集大成ともいえる作品に仕上がっている。
 「映画というメディアは21世紀にはこういう表現媒体となっていくのか」というのが第一印象。

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【映画評】御法度

大島渚監督の描く怪しい時代劇。

【満足度:★★★☆】(初掲:2000年1月4日 映画徒然文集

 大島渚監督の描く怪しい時代劇。
 新撰組に新しく加わった美少年剣士に翻弄される隊士たち…。

 とりあえず、やっぱ大島監督ってすごいなって思った。
 冒頭から画(え)が締まってるのよ。まずそれだけでスクリーンに目が奪われた。

 題材はホモセクシャルでありながら、変に下世話な話にならず、展開もスリリング。ますます目が離せない。

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2004年7月 5日 (月曜日)

【映画評】ジャンヌ・ダルク

フランスの人気監督リュック・ベッソンによるスペクタクルな叙事詩。

【満足度:★☆】(初掲:1999年12月28日 映画徒然文集

 天の声を聞いたジャンヌはフランスを救うためにイギリス軍に立ち向かう…。

 フランスの人気監督リュック・ベッソン監督の最新作ということで期待したが、イマイチ。
 監督の伝えたいことがなんなのか解かり難かった。

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【映画評】ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS

ゴジラ vs 機龍、再び!

【満足度:★】

 筆者は近年のゴジラ映画は比較的好きだった。特に本作でもメガホンを取っている手塚昌明監督の作品は、過去のゴジラ映画のイメージにとらわれない挑戦的なところ、ダイナミックな演出が気に入っていた。
 だが、本作はダメ。どうしてしまったんだろう。

 ストーリー的には完全に前作『ゴジラ×メカゴジラ』(手塚昌明監督)の続編。ゴジラと自衛隊製のメカゴジラ・機龍との戦いを軸に描かれる。
 今回のゲスト怪獣はモスラ。人間のキャストとしては金子昇が主役。そしてヒロイン役に吉岡美穂。

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【映画評】ラスト サムライ

日本という異国で自分を取り戻し、武士道に目覚めていくアメリカ軍人。

【満足度:★★☆】

 インディアン討伐戦争で自分の生き方を見失ったオールグレン大尉(トム・クルーズ)は、開国間もない日本の明治政府に西欧式軍隊育成のために雇われる。
 ある日出撃を命じられたオールグレンだったが、戦地ではぶざまに惨敗。反政府を唱える武士・勝元盛次(渡辺謙)に囚われてしまうのだった…。

 ハリウッド資本で作られた大作時代劇。それ以上、それ以下でもない。
 我が日本を描く外国映画だと常々その不自然さが気になるものだが、この作品は現代劇じゃないことも幸いしてか比較的安心して観れた。
 切腹の描き方や、勝元がペラペラ英語をしゃべったりするのはおかしいと思うが、アメリカ映画人の無知ではなく、映画的ウソの範疇。気にしちゃいけないね。

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2004年7月 4日 (日曜日)

【映画評】梟の城

故司馬遼太郎原作の忍者の活躍を描く大作時代劇。

【満足度:★☆】(初掲:1999年11月2日 映画徒然文集

 故司馬遼太郎原作。豊臣秀吉暗殺の命を受けた忍者の活躍を描く大作エンターテイメント時代劇。

 最初に書いとく。モノ足んない。
 期待し過ぎたせいかもしれないけど、なんかこう、「決してマズイ料理ではないんだけど、腹八分目にも満たない」って感じ。

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【映画評】CASSHERN(キャシャーン)

新造人間を巡る人類の命運を掛けた戦いを壮大なCG映像で描く一大SF叙事詩。

【満足度:★★】

 争いが絶えず、一部の特権階級の老人たちが世界を牛耳る腐敗したある世界。東博士(寺尾聰)の研究する“新造細胞”が、謎の稲妻を受け、意図していなかった“新造人間”たちが誕生する。
 一方、東博士に反抗して最前線の戦地に赴いた息子の鉄也(伊勢谷友介)は戦死してしまう。彼の死を悲しむ東博士は、彼を新造細胞を使って蘇らせる暴挙に出てしまう。
 新造人間に恐怖を感じた人間たちは彼らを抹殺せんとするが、ブライキング・ボス(唐沢寿明)をリーダーとした新造人間たちは自分たちを苦しめる人類に宣戦布告。そして彼らと同じ新造人間として生まれ変わった鉄也は…。

 作っていた人、観た人の双方からあんまりいい評判を聞いていなかったので、まったく期待せずに観たが、予想したほどつまんなくもなく、案外まともに観れた。まぁ、これを「アニメマンガの実写化」として期待して観てたら怒りたくもなるだろうが、監督のやりたいようにやったというのが伝わってきて、いい意味での独り善がり映画だと思う。大金掛けて作った自主制作映画のようなもんだな。

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2004年7月 3日 (土曜日)

【映画評】金融腐蝕列島~呪縛

役所広司主演の社会派ビジネスパニックムービー。

【満足度:★★★】(初掲:1999年9月29日 映画徒然文集

 高杉良原作のビジネスパニックムービー。
 ミドルたちは腐敗した大銀行を呪縛から解き放つことができるか?

 なんとも、アメリカナイズされた娯楽映画である。題材はいかにも現代の日本的だが、テンポがよく、あまり難しいこと考えずに観られる。
 まあ、株式総会がクライマックスだったりして、やっぱり会社組織的なことに関してはいくぶん知識がないと理解しきれない気もするが、なんとなく軽快に進んでしまう展開によりあっという間に時間が過ぎる。
 題材から言えば間違いなく社会派ドラマなのだが、仲代達矢演じるボスキャラに挑むゲーム感覚の作品ということ。
 結果的に社会派としての深みには欠けるが、娯楽映画だと割り切ればなかなかよくできているんじゃないかな?
 ただ、ボスキャラ仲代達矢とクライマックスの株式総会が映画的に直接リンクしていないのは今一歩って気もする。

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【映画評】マトリックス

斬新な映像とキアヌ・リーブスの復活が話題のSFアクション大作。

【満足度:★★★】(初掲:1999年9月12日 映画徒然文集

 今暮らしているこの世界は仮想現実で人間はコンピュータのためのエネルギー源として栽培されながら、夢見ているだけである。この偽りの現実から人々を解き放つため、一人の男(キアヌ・リーブス)が救世主として選ばれた…。

 斬新な映像で話題のSF大作。
 確かにアクションシーンの素晴らしさは特筆に値する。予告編でも流れていたクライマックスの銃撃戦は映画史に残る名シーンだと思う。
 これをリアルタイムに観とくためだけでも、時間を割いてお金払って観に行く価値はある。

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【映画評】アイズ・ワイド・シャット

巨匠スタンリー・キューブリックの遺作となった話題作。

【満足度:★★☆】(初掲:1999年9月8日 映画徒然文集

 巨匠スタンリー・キューブリックの遺作であり、私生活でも夫婦であるトム・クルーズと、ニコール・キッドマンが夫婦役を演じ、過激な性描写も評判となり、話題にはこと欠かない妄想をテーマとした問題作。

 がしかし、これがスタンリー・キューブリックの作品でなかったらこれほど話題になっただろうか。
 筆者自身も、おそらく観なかったであろう。

 ストーリー的にはさしたる新たな発見などない。
 過激な性描写も古典的で、しかも客観的に描かれているので、卑猥なものには感じない。
 ニコール・キッドマンは怪しげで魅力的であったが、トム・クルーズはしっかりトム・クルーズしていて、うまいとも思わない。
 キューブリックはこの作品の編集に1年をかけたというが、ひょっと撮影されたフィルムを見ながら「トムって使えねぇなあ…」と頭を抱えながら寿命を縮めてしまったのではなかろうか。…いや、これは余談。

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