【映画評】ストロベリーショートケイクス
個性的な4人の女優が織りなす大人の女性の恋模様。
【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2006/10/01)
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個性的な4人の女優が織りなす大人の女性の恋模様。
【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2006/10/01)
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盲目の女性と殺人事件の容疑者との奇妙な共同生活を描いた心温まるサスペンス。
【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2006年12月1日)
盲目の女性・ミチル(田中麗奈)は優しい父親(岸辺一徳)と親子二人暮らし。二人の住む家の窓からは小さな駅のホームが見えた。
ホームには、毎日のようにミチルの姿を見つめる青年・アキヒロ(チェン・ボーリン)の姿があった。
ある日、ミチルの父親は病気で急逝。ミチルはこの家に一人で暮らすことになる。
それからまたある日、アキヒロが彼女に気づかれないように、この家に忍び込む。彼は目の前の駅で起こった殺人事件の容疑者として追われていたのだ。
目の見えないミチルは、息を潜めるアキヒロの存在に気づかぬまま、二人の奇妙な共同生活が始まる…。
乙一のベストセラー小説を映画化した心温まるサスペンス映画。
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何度も映像化された名作をアニメーション作品として現代的に焼き直して生まれた青春映画の金字塔。
【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2006年8月13日)
紺野真琴(声/仲里依紗)は、ちょっとおっちょこちょいだけども脳天気な高校二年生の女の子。放課後には親友の間宮千昭(声/石田卓也)、津田功介(声/板倉光隆)とともに野球遊びに興じる毎日。
夏休みが近づいてきたある日、真琴はあることをきっかけにタイムリープ能力(時間跳躍能力)を身に付ける。食べ損ねたプリンを食べに戻ったり、小テストでいい点を取ったりと、くだらないことのためにタイムリープして面白がっていた真琴だが…。
監督はアニメ業界では知る人ぞ知る細田守。
原作は筒井康隆の同名SF小説。すでに幾度も映像化されているが、今回の再映画化は、初のアニメーション。舞台を現代の東京に移し、主役の少女も原作の芳山和子から紺野真琴に世代交代させてのオリジナルストーリー。
昭和44年(1969年)生まれの筆者にとって『時をかける少女』といえば、時のアイドル・原田知世が尾道を舞台に時をかけた大林宣彦監督による映画版『時をかける少女』(1983年)をまず思い浮かべるが、昭和42年(1967年)生まれの細田監督も大林版の洗礼を受けたのはまず間違いないだろう。
いやあ、凄い。
最初『時をかける少女』が再映画化されると知ったとき、正直「なんで今さら」と思った。しかし今にして思えば、すでに何度も映像化され、古典と呼んでも差し支えないこの題材に挑んだ細田監督には、再映画化、アニメーション化への絶対的な自信、勝算があったのではないか。よく練られた脚本と、青春の躍動感に溢れ、それでいて情緒豊かな演出で観客を爽やかな感動へいざなう珠玉の名作、まさに傑作。
こんな素敵な映画に出会えた喜びをどう表現していいのやら。
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クリスマス・イヴの夜、大停電に見舞われた東京の片隅で繰り広げられる群像劇。
【満足度:★★★】(鑑賞日:2005年11月24日)
クリスマス・イヴの夜更け、東京の片隅のとある裏路地。今夜限りで店を畳む木戸晋一(豊川悦司)のジャズ・バーで、ビル・エヴァンスの名盤『ワルツ・フォー・デビー/Waltz For Debby』が流れ始める。
華やかなイルミネーションで彩られたこの大都会は、空から降ってきた“それ”により、関東全域を巻き込む大停電に。
神から与えられたとても素敵な一夜が今始まる…。
『東京タワー』が記憶に新しい源孝志監督の贈る、美しい映像と心温まるエピソードで彩られたちょっと小粋な群像ストーリー。
結論から言えば、ハッタリの効いた壮大な設定は実に映画的で好きなのだが、個々のエピソードが小粒過ぎて物足りない。多過ぎる登場人物とエピソードをもう少し整理すべきではなかったのか。
それぞれのエピソードは微妙に絡み合って、どこかを切ればどこかが成立せずという、その点だけ見ればよく練られた脚本なのだが、その実、蛇足が蛇足を呼んで収拾がつかなくなってしまったのじゃなかろうかという気もしてしまうのだ。
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死体の花嫁(コープス ブライド)を巡る切なくて心温まるファンタジー映画。
【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2005年11月2日)
両親たちの思惑のために顔も合わせたこともないのに結婚することになったビクター(声/ジョニー・デップ)とビクトリア(声/エミリー・ワトソン)。浮かない気持ちで初めて対面した結婚前夜、お互いを知った二人は最初の不安はどこへやら、ほのかに惹かれあう。
しかしビクターは結婚式のリハーサルで大失態。落ち込む彼はひとり街外れの森の中へ。そこで何度も求婚の言葉を練習するうち、うっかり死体の花嫁=コープス ブライドのエミリー(声/ヘレナ・ボナム=カーター)に求婚してしまう…。
先ごろ『チャーリーとチョコレート工場』が公開されて間もないティム・バートン監督によるストップモーション・アニメーション(人形アニメ)。
結婚を申し込まれたと勘違いした死体の花嫁を巡るピュアなハートフル・ストーリーだ。
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ヲタク青年の恋をネット掲示板の“名無しさん”たちが応援するピュア・ラブストーリー。
【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2005年6月5日)
オドオドしてまるでパッとしないアキバ系ヲタクの青年(山田孝之)はある日電車の中で、暴れるおじさん(大杉漣)から奇麗な女性(中谷美紀)を助けた。
この女性に恋してしまったヲタク青年は、その夜、自称“電車男”を名乗ってネット上の匿名掲示板に相談を書き込む。すると瞬く間に多くの匿名の名無しさんたちから、この恋を成就させるための助言が投稿されてきた。
名無しさんたちの励ましに支えられ、電車男は彼女にふさわしい自分に変えていこうと頑張り、やがて“エルメス”と名付けられたその女性との関係は、順調な展開を見せはじめるのだが…。
有名なネット掲示板「2ちゃんねる」(http://www.2ch.net/)上で繰り広げられた匿名の住人たちのやりとりをまとめて出版した書籍を原作とするラブストーリー。
掲示板上でのやりとりだけに関して言えば紛れもない実話なので、そういった観点で解説されることが多いが、映画的に考えて、王道をゆきながらも現代的なとてもよくできた恋愛映画。
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年上女性と少年、二組の不倫カップルが深みに落ちていく恋愛の始終。
【満足度:★】(鑑賞日:2005年1月30日)
そこは窓から東京タワーの見えるマンションの一室。「なぜ男と女が惹かれ合うのか、考えたことがある?」小島透(岡田准一)のそんな問いかけに答える浅野詩史(黒木瞳)。
地下駐車場。川野喜美子(寺島しのぶ)は車庫入れがうまくいかず苛立っていた。面倒くさがりながらも手を差し伸べる大原耕二(松本潤)。
女はともに家庭を持っている。若い男と年齢差のある人妻が織り成す恋愛模様。それぞれに落ちるしかない恋に溺れていく…。
人気女流作家・江國香織原作の同名小説の映画化。
最初に書いとく。これほどまでに作品世界に入れなかった映画は久々。
予告編を見たときから、自分とはかけ離れた世界の話ということである程度は予想してた。にしても、だ。
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梅雨の季節の6週間だけ死別した最愛の妻が生き返ってくる奇跡のラブ・ファンタジー。
【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2004年12月3日)
一年前に最愛の妻・澪(竹内結子)に先立たれた秋穂巧(中村獅童)は、ひとり息子・佑司(武井証)と共に暮らしている。澪は二人に「雨の季節に帰ってくる」と言い残して亡くなっていた…。
そして約束の雨の季節、二人の前に澪が現れる。澪は記憶を失っていたが、喜ぶ巧たちは周囲には秘密にして、戸惑う澪との共同生活を始めるのだった…。
こんな和製ファンタジー映画が観たかったと言える傑作。
この映画には傑作ホラー『シックス・センス』に代表されるような、あっと驚く仕掛けが有るのだが、それと同じくその仕掛けを知っていても感動できる秀逸なラブストーリーに仕上がっていて何度観ても号泣してしまう。
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天国と地上とを交錯して繰り広げられるラブファンタジー。
【満足度:★★★☆】
リストラされたピアニストの健太(玉山鉄二)は、ヤケ酒を飲んでいた酒場でヤマキという男(原田芳雄)から“天国の本屋”のアルバイトにスカウトされ、生きながらにして天国に導かれる。健太はその天国で影のある女性・翔子(竹内結子)と知り合う。
一方地上では、和菓子屋の娘・香夏子(竹内結子、二役)は、町に伝わる今は失われた“恋する花火”の伝説を聞き、ぜひこれを町の花火大会で復活させたいと躍起になるのだが…。
予備知識もなく観たら、タイトルになっている“天国の本屋”が比喩ではなく、ホントに天国にある本屋だったんで驚いた。しかもその天国が、ファンタジーファンタジーした幻想的なものではなく、アロハシャツ姿のヤマキを筆頭に、ごく自然に“そこ”に存在する。
ただ、この自然さが諸刃の剣となって観る者を選んでいるように思う。筆者はファンタジー好きなのでこの手の演出もすぐに馴染めたが、見方によってはすごく安っぽいファンタジー映画に成り下がっているように感じられて、人によっては馬鹿馬鹿しくも見えるだろう。
しかしこれは受け手の好みの問題が大きい。映画として致命的なのはこれよりも脚本。
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ほらふきお父さんと彼に相容れない息子の最期の交流を描いた心温まるファンタジー映画。
【満足度:★★★★☆】
“現代のおとぎ話”なんて使い古された表現をあえて使いたくなるファンタジー映画の傑作。
『バットマン』シリーズや『スリーピー・ホロウ』など、どちらかというと暗いファンタジー映画のイメージが強いティム・バートン監督の新境地。
ジャーナリストのウィル・ブルーム(ビリー・クラダップ)の父親・エドワード(アルバート・フィニー)は、地元では有名な話し上手な大ほらふき。子供のころならまだしも、いくつになってもほら話を聞かされるウィルはそんな父をいつしか嫌うようになっていた。
豪快な人生を歩んできたエドワードも今は病床の身。そこでの会話も何度も聞かされたほら話ばかり。そんなエドワードが最期のときを迎えようとしていた…。
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潜水士を目指す若者たちの友情と恋を描いた青春映画。
【満足度:★★★☆】
潜水士になるべく全国の海上保安庁から集まった若者たち。
地元では血気盛んな彼らのことを「海猿」と呼んでいた。
日本版『愛と青春の旅立ち』といった趣で、王道をいく青春映画の快作。
テンポがよく、美しい水中撮影も観ていて気持ちいい。
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学園版『プリティ・ウーマン』な、爽やかな正統派青春映画。
【満足度:★★★】(初掲:2000年7月6日 映画徒然文集※)
生徒会長で学園一女生徒からの憧れの的ザック(フレディ・プリンツJr.)にはやはり学園一美女の彼女・テイラー(ジョディ・リン・オキーフ)がいたが、高校卒業まであと8週間というときに突然新しい彼氏ができたからと言われ振られる。
友人たちにもからかわれムキになったザックは、テイラーを見返すために悪友ディーン(ポール・ウォーカー)から持ちかけられた「学園一さえない女の子を6週間後のプロムパーティーのクィーンに選ばれる女性に仕立て上げる」という賭けに受けて立つ。そしてその相手に選ばれたのはネクラでさえない画家志望の少女レイニー(レイチェル・リー・クック)だった…。
おおかたの賢明な読者の予想通りの展開&結末です。ハイ、おしまい。
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サンタクロース姿の強盗団に意外な結末が待つ犯罪サスペンス。
【満足度:★★★】(初掲:2000年7月5日 映画徒然文集※)
夜の雪上に横たわるサンタクロース姿の何体もの遺体…。
その六日前、自動車泥棒で懲役刑を受けていたルーディ・ダンカン(ベン・アフレック)と、彼のムショ仲間ニック(ジェームズ・フレイン)は、仮釈放の日をあと二日に控えていた。ニックは文通で知り合った女性アシュリー(シャーリズ・セロン)と会えることを心待ちにしていたが、つまらない争いに巻き込まれ無念にも出所前に死んでしまう。
そして仮釈放の日、以前からニックにアシュリーの写真を見せられていたルーディは、なにも知らず迎えに来ている彼女を見つける。密かに彼女に想いを寄せていたルーディは、つい自分がニックだと嘘をついて彼女に近づく。しかしルーディはこの嘘が元で彼女の兄ガブリエル(ゲイリー・シニーズ)のカジノ強盗計画へと巻き込まれてしまうのだった…。
ジャンル的に騙し騙されどんでん返しありの犯罪映画ってことなんだが、この手の作品の要となる脚本が非常に緻密でよくできており、それほど話題にならなかった作品としては意外な拾い物。
まるっきり予備知識無しで観たため観賞後に知ったんだが、監督は大ベテランだし、役者だって結構名優ぞろいで立派なA級作品じゃないの。
鑑賞前の予備知識は劇場の看板だけだったのよ。黒バックに銃を構えたサンタクロースが5人ってのが画(え)として映画的やなぁと思ってさ。あと、その看板に書かれていたコピーでどんでん返しがあるよってことだけが唯一の予備知識。
で、犯罪モノのどんでん返し付きとなれば、登場人物全部がうさん臭くなるわけで、それなりに面々を疑いながら観てたんだが、久々にこの結末はまるっきり読めなかった。わたくしまだまだ未熟者だと思い知らされましたよ。
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傑作平成ガメラシリーズの金子修介監督が放つ哀しいSFアクション。
【満足度:★★☆】(初掲:2000年6月25日 映画徒然文集※)
パイロキネシス(念力発火能力)という特殊能力を持って生まれた青木淳子(矢田亜希子)は、その秘密をひた隠し、目立たないOL生活を送っていた。
そんなある日、彼女が密かに想いを寄せていた多田一樹(伊藤英明)の妹・雪江が快楽殺人を繰り返していた小暮昌樹(徳山秀典)の率いる少年グループによって惨殺される。
しかし、小暮自身が犯行をほのめかしているにもかかわらず、警察は彼が未成年であり、父親が実力者であることから逮捕することができずにいた。
多田の無念を察した淳子は、自分の持つ特殊能力を彼に打ち明け、彼に代わってこの能力で小暮たちを焼き殺すと宣言する…。
傑作平成ガメラシリーズの金子修介監督がここでも炎の特撮を駆使しながら、特殊能力を持ってしまった女性の哀しみを描き出す。
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大島渚監督の描く怪しい時代劇。
【満足度:★★★☆】(初掲:2000年1月4日 映画徒然文集※)
大島渚監督の描く怪しい時代劇。
新撰組に新しく加わった美少年剣士に翻弄される隊士たち…。
とりあえず、やっぱ大島監督ってすごいなって思った。
冒頭から画(え)が締まってるのよ。まずそれだけでスクリーンに目が奪われた。
題材はホモセクシャルでありながら、変に下世話な話にならず、展開もスリリング。ますます目が離せない。
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日本という異国で自分を取り戻し、武士道に目覚めていくアメリカ軍人。
【満足度:★★☆】
インディアン討伐戦争で自分の生き方を見失ったオールグレン大尉(トム・クルーズ)は、開国間もない日本の明治政府に西欧式軍隊育成のために雇われる。
ある日出撃を命じられたオールグレンだったが、戦地ではぶざまに惨敗。反政府を唱える武士・勝元盛次(渡辺謙)に囚われてしまうのだった…。
ハリウッド資本で作られた大作時代劇。それ以上、それ以下でもない。
我が日本を描く外国映画だと常々その不自然さが気になるものだが、この作品は現代劇じゃないことも幸いしてか比較的安心して観れた。
切腹の描き方や、勝元がペラペラ英語をしゃべったりするのはおかしいと思うが、アメリカ映画人の無知ではなく、映画的ウソの範疇。気にしちゃいけないね。
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斬新な映像とキアヌ・リーブスの復活が話題のSFアクション大作。
【満足度:★★★】(初掲:1999年9月12日 映画徒然文集※)
今暮らしているこの世界は仮想現実で人間はコンピュータのためのエネルギー源として栽培されながら、夢見ているだけである。この偽りの現実から人々を解き放つため、一人の男(キアヌ・リーブス)が救世主として選ばれた…。
斬新な映像で話題のSF大作。
確かにアクションシーンの素晴らしさは特筆に値する。予告編でも流れていたクライマックスの銃撃戦は映画史に残る名シーンだと思う。
これをリアルタイムに観とくためだけでも、時間を割いてお金払って観に行く価値はある。
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『ローマの休日』現代版なラブストーリー。
【満足度:★★★☆】(初掲:1999年9月8日 映画徒然文集※)
世界一の映画女優と街角の本屋さんが恋に落ちるラブストーリー。『ローマの休日』現代版ですね。
ストーリーはヒュー・グラント中心に進行するんですが、ジュリア・ロバーツの芸達者ぶりが目を引いた。
恋する女優の演技でない切なさを完璧に演技しちゃってる。
あんな表情で見つめられたらたまらんですよ、まったく。やっぱり女優は恐いです。
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巨匠スタンリー・キューブリックの遺作となった話題作。
【満足度:★★☆】(初掲:1999年9月8日 映画徒然文集※)
巨匠スタンリー・キューブリックの遺作であり、私生活でも夫婦であるトム・クルーズと、ニコール・キッドマンが夫婦役を演じ、過激な性描写も評判となり、話題にはこと欠かない妄想をテーマとした問題作。
がしかし、これがスタンリー・キューブリックの作品でなかったらこれほど話題になっただろうか。
筆者自身も、おそらく観なかったであろう。
ストーリー的にはさしたる新たな発見などない。
過激な性描写も古典的で、しかも客観的に描かれているので、卑猥なものには感じない。
ニコール・キッドマンは怪しげで魅力的であったが、トム・クルーズはしっかりトム・クルーズしていて、うまいとも思わない。
キューブリックはこの作品の編集に1年をかけたというが、ひょっと撮影されたフィルムを見ながら「トムって使えねぇなあ…」と頭を抱えながら寿命を縮めてしまったのではなかろうか。…いや、これは余談。
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市川準監督による少女の成長を中心に描いた人間ドラマ。
【満足度:★★★★☆】(初掲:1999年8月3日 映画徒然文集※)
市川準監督による少女の成長を軸とした大阪が舞台の人間ドラマ。
市川監督に、またやられた。
売れない漫才夫婦(沢田研二、田中裕子)がいて、その子供ら(池脇千鶴、中野敬祐)がいる。ある日、どうしようもなくだらしないおとっつあんが失踪して、娘はおとっつあん探してまわる。そういう話だよ、簡単に言えば。
で、市川監督の描く話ってそういうストーリーがどうとかってんじゃないのが常で、今回もなんでもない日常を描きつつ、優しい視線ですべての登場人物、果ては大阪そのものを見せてくれる。
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大ベストセラー小説を映画化した泣かせる純愛物語。
【満足度:★☆】
一本のカセットテープを手に台風が迫る四国へ旅立つ律子(柴咲コウ)。彼女を追って故郷である四国に帰った婚約者の朔太郎(大沢たかお)の脳裏に、高校時代の辛い思い出が蘇る…。
最初に断っておくと、筆者はとんでもなく売れているらしい原作を読んでいない。
ゆえにストーリー的にも初見として観れたわけだが、巷で言われているほど泣けなかった。というか、映画自体にほとんどのめり込めなかった。はっきり言って眠い映画。
物語の構成としては、現代と、朔太郎が高校生だった1986年とを行き来する凝った作り。
しかし、現代部分はただ朔太郎が数々の過去の思い出の場所へとふらふらさ迷っているだけで感情的な起伏に欠き、冒頭と結びの部分だけで必要充分という気がしてならない。
やはり主軸になるのは、高校時代の朔太郎・サク(森山未來)と恋人・アキ(長澤まさみ)の純愛物語。実質的な主人公はこの二人だ。
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大林宜彦監督による新・尾道三部作完結編の心温まるファンタジー。
【満足度:★★★】(初掲:1999年7月25日 映画徒然文集※)
大林宜彦監督による新・尾道三部作の三作め、つまり完結編である。
呆けてしまった(と、まわりの大人たちには見える)おじいちゃんが、夢想がちな孫を連れて、空を飛び、過去と現代を行き来する心温まるファンタジー。
正直言って、大林作品というのはいつのころからか、大林ファンでないと薦めにくい作品が多くなってきているように思う。この作品もそれにあたる。
筆者自身、これが大林監督によるものでなかったら観に行ってたかどうか…。
絶賛するほどの作品とは思わないし、かといって駄作ではない。映画としての水準は高い方。ただ観客を選ぶのである。
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