カテゴリー「~楽しい」の30件の記事

2008年3月14日 (金曜日)

【映画評】グミ・チョコレート・パイン

好きだった女の子の自殺に翻弄される大槻ケンヂ原作の地味に笑えるサブカル青春映画。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2008/01/12)

 会社をリストラされた大橋賢三(大森南朋)はしばらく帰っていなかった実家に戻った。そこで彼は自分宛に届いていた手紙の束の中から懐かしい名前を見つける。高校時代に好きだった山口美甘子(黒川芽衣)からだ。その手紙にはたった一行、「あなたのせいなのだから」と書かれていた。
 憤りを隠せない賢三は旧友のカワボン(マギー)と連絡を取るが、再会した彼から聞かされたのは予想だにしない事実だった。山口美甘子は死んだ、しかも自殺でと…。

 その後映画は高校時代の彼らと現代とを交互に描いていく。
 ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督、原作は大槻ケンヂ。

 ゆるい笑いをちりばめた“うずき”の青春映画だ。ぐさぐさ刺さってくるわけじゃないんだけれど、昔の傷口がうずくような、そんな痛み。

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2008年3月 5日 (水曜日)

【映画評】チーム・バチスタの栄光

竹内結子と阿部寛が連続する手術中の死の謎を追う医療サスペンス。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2008/02/19)

 手術中の連続死は成功率相応の単純な失敗なのか、それとも故意の連続殺人なのか、という、医療現場を舞台とした推理サスペンス。

 殺人の可能性を疑われる現場が手術室内という題材に惹かれて観たが、あまりサスペンス的な緊張感のないゆるい作品だった。まあ、最近キャラができあがりすぎてマンネリ気味の竹内結子と阿部寛が主役という時点で予想できたことだが、この題材はもっと硬派な本格サスペンスとして楽しみたかった。

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2008年3月 4日 (火曜日)

【映画評】ガチ☆ボーイ

一晩寝ると昨日の記憶を失う青年のガチンコな生き様に涙するスポ魂青春映画の傑作。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2008/03/01)

 廃部の危機におかれた大学のプロレス研究会に入部した三年生の五十嵐良一(佐藤隆太)。
 先輩たちの教えをきっちりメモにとり、ことあるごとにポラロイドカメラで皆の写真を撮るまじめな青年だったが、実は彼、大学在学中に司法試験も合格するんではと噂されるほどの天才だった。
 そんな五十嵐にしては学生プロレスで重要な“段取り”をいつまでたっても覚えられなかったのだが、やがて“マリリン仮面”というリングネームを与えられ、ついにデビュー戦の日を迎える。が、先輩に負ける予定だったこの試合であろうことか勝ってしまう五十嵐。しかし観客には大ウケで、彼は人気レスラーの道を歩み始める。
 だが五十嵐にはもっと重大な秘密があった。彼は昨年自転車で事故に逢って以来、新しいことが覚えられない、一晩寝ると前日のことをすべて忘れる「高次脳機能障害」だったのだ…。

 ありがちであざとくもある設定。とりたてて意外性のない、結局何も解決しない結末。にもかかわらず心揺さぶられずにおれないクライマックスのガチンコ勝負。
 ありきたりな言い方だが、笑って泣ける痛快な青春映画だ。二時間という上映時間がこの手の作品にしてはちと長いかもと危惧したが、まったくの杞憂だった。
 前半でさりげなく張られた伏線ひとつひとつが見事に回収されていく後半は涙腺が決壊しっぱなしで、嗚咽しそうなほど泣けたのは何年ぶりか。

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2008年3月 2日 (日曜日)

【映画評】スネーク・フライト

ヘビの大群がジャンボ・ジェット機をハイジャック!

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2006/10/22)

 お話は突っ込みどころ満載のB級だが、エンターテイメント映画としてはなかなかの傑作。

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2008年1月11日 (金曜日)

【映画評】フラガール

常磐ハワイアンセンター誕生にいたる実話を映画化した感動ドラマ。

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2006/10/02)

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2007年11月13日 (火曜日)

【映画評】スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ

松浦亜弥主演でスケバン刑事が復活!

【満足度:★★★】(鑑賞日:2006/09/30)

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2007年11月 9日 (金曜日)

【映画評】花田少年史 幽霊と秘密のトンネル

ALWAYS 三丁目の夕日』の須賀健太少年が幽霊相手に大活躍するほのぼのファミリー映画。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2006/09/02)

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2007年11月 8日 (木曜日)

【映画評】M:i:III

トム・クルーズ演じる敏腕スパイ、イーサン・ハントの活躍を描くスパイアクション第三弾。

【満足度:★★★】(鑑賞日:2006/07/16)

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2006年9月27日 (水曜日)

【映画評】ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

新旧ウルトラマンの競演が大興奮のウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2006年9月26日)

 さかのぼること20年前の月面、ウルトラマン(相馬絢也)、ウルトラマセブン(渡辺勝彦)、ウルトラマンジャック(『帰ってきたウルトラマン』、梶本明志)、ウルトラマンエース(矢部敬三)のウルトラ兄弟は、地球を狙うヤプールの怨念から産まれた究極超獣Uキラーザウルスと闘っていた。激しい死闘の末、ウルトラ兄弟は最後の力を振り絞ってUキラーザウルスを神戸沖の海底に封印する。
 それから20年を経て現代、CREW GUYSのヒビノ・ミライ隊員(五十嵐隼士)は、神戸の異変を予見して、神戸へと向かっていた。彼こそが今の地球を守る“ルーキー”、ウルトラマンメビウス(長谷川恵司)だ。
 実は神戸では、変身能力を失ったウルトラ兄弟がそれぞれ人間の姿のハヤタ(黒部進)、モロボシ・ダン(森次晃嗣)、郷秀樹(団次朗)、北斗星司(高峰圭二)として一見平和に暮らしていたのだが…。

 “ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品”と銘打たれて公開されたウルトラマンメビウス劇場版。
 三十台後半で子供もいない筆者は、さすがに『ウルトラマンメビウス』のテレビシリーズは観ていない。というか、ウルトラマンシリーズ自体、テレビ版、劇場版問わず、もう二十年以上観ていなかった。
 そんな筆者がこの映画のために劇場に足を運んだのは、予告編で観た元祖昭和シリーズのオリジナルキャストの登場シーンに心動かされたにほかならない。
 結論から言えば、筆者と同じように子供の頃に“ウルトラマンごっこ”をして遊んだ経験があるような人なら、現在子供がいる、いないに拘わらず、とにかく観るべし。子供と一緒ならなお良し。
 現行のウルトラマンメビウスのことを知らなくても大丈夫。全世代共通のウルトラマンマインドですべて補える。
 記念作品との名に偽りなしの、大人も子供も楽しめるウルトラマン祭りと呼ぶにふさわしい力作です。

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2006年9月25日 (月曜日)

【映画評】バックダンサーズ!

ダンスに夢を託す若者たちを追いかけた無邪気な青春ダンスムービー。

【満足度:★★★★】(鑑賞日:2006年9月23日)

 時は2010年。とある空き地でダンスに励む若者たち。その若者たちの中で語りぐさとなっている伝説の女性ダンスグループがあった。その名も“バックダンサーズ”。この物語はその彼女らのサクセスストーリー。
 そして2002年、後にバックダンサーズのメンバーとなる女子高生のミウ(平山あや)とよしか(hiro)は、18歳未満入場おことわりのクラブでの夜遊び中に警察に補導され、高校を退学させられる。行き場を失った二人は、同じくクラブを閉め出されたジュリ(長谷部優)に誘われるまま、例の空き地、通称“ムーンダンスクラブ”で踊り始めるのだった…。

 監督はテレビ出身の永山耕三。『東京ラブストーリー』に代表される90年代トレンディードラマブームを支えた一人。本作では肝となる音楽プロデューサーも兼任。
 バックダンサーズの面々に若者に人気の平山あや、hiro、ソニン、サエコの女性アイドル四人。全編通して華麗なダンスを披露してくれる。

 ダンスシーンの迫力を除いて、内容ははっきりいって薄い。言っちゃなんだが、「これだからテレビ出身監督は」と評したいくらい軽薄。
 でも、でもね、でも憎めない、無邪気な快作なんだな、これが。

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2006年9月16日 (土曜日)

【映画評】時をかける少女

何度も映像化された名作をアニメーション作品として現代的に焼き直して生まれた青春映画の金字塔。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2006年8月13日)

 紺野真琴(声/仲里依紗)は、ちょっとおっちょこちょいだけども脳天気な高校二年生の女の子。放課後には親友の間宮千昭(声/石田卓也)、津田功介(声/板倉光隆)とともに野球遊びに興じる毎日。
 夏休みが近づいてきたある日、真琴はあることをきっかけにタイムリープ能力(時間跳躍能力)を身に付ける。食べ損ねたプリンを食べに戻ったり、小テストでいい点を取ったりと、くだらないことのためにタイムリープして面白がっていた真琴だが…。

 監督はアニメ業界では知る人ぞ知る細田守。
 原作は筒井康隆の同名SF小説。すでに幾度も映像化されているが、今回の再映画化は、初のアニメーション。舞台を現代の東京に移し、主役の少女も原作の芳山和子から紺野真琴に世代交代させてのオリジナルストーリー。
 昭和44年(1969年)生まれの筆者にとって『時をかける少女』といえば、時のアイドル・原田知世が尾道を舞台に時をかけた大林宣彦監督による映画版『時をかける少女』(1983年)をまず思い浮かべるが、昭和42年(1967年)生まれの細田監督も大林版の洗礼を受けたのはまず間違いないだろう。

 いやあ、凄い
 最初『時をかける少女』が再映画化されると知ったとき、正直「なんで今さら」と思った。しかし今にして思えば、すでに何度も映像化され、古典と呼んでも差し支えないこの題材に挑んだ細田監督には、再映画化、アニメーション化への絶対的な自信、勝算があったのではないか。よく練られた脚本と、青春の躍動感に溢れ、それでいて情緒豊かな演出で観客を爽やかな感動へいざなう珠玉の名作、まさに傑作。
 こんな素敵な映画に出会えた喜びをどう表現していいのやら。

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2005年11月14日 (月曜日)

【映画評】カーテンコール

昭和の映画黄金期に客席を沸かせた幕間(まくあい)芸人の半生を追う旅を通して描かれる家族の絆。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2005年11月12日)

 東京の出版社の契約記者・橋本香織(伊藤歩)は、やっとつかんだスクープがあだとなり、実家のある下関に近い福岡のタウン誌に異動させられてしまう。
 ある日、その編集部に一通の葉書が届く。それは昭和30年代の映画の黄金期から40年代中ごろにかけて、下関のある映画館で映画と映画の合間に素朴な芸で客席を喜ばせていた幕間芸人を探してほしいというもの。これに興味を持った香織はさっそく下関に赴き、その映画館「みなと劇場」で取材を始めるのだが…。

 『チルソクの夏』、『半落ち』の佐々部清監督が生まれ故郷・下関を舞台に日本版『ニュー・シネマ・パラダイス』を目指して思い入れたっぷりに挑んだ人間ドラマ。
 一本筋の通った物語に添えられたさりげないエピソードに幾度も涙を誘われ、何の飾りっ気もないストレートなラストには感動で涙が止まらない、そんな良心に満ちた秀作だ。

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2005年11月 9日 (水曜日)

【映画評】ALWAYS 三丁目の夕日

最新VFX技術で再現された昭和33年の東京下町で繰り広げられる人情物語。

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2005年11月7日)

 時は昭和33年、東京タワーがまさに建設中の大都会・東京。その東京タワーを間近に見る下町に夕日町三丁目はあった。その町では今日も子供たちの元気な声が響いている。
 そんな春のある日、星野六子(堀北真希)が集団就職で青森から上京してくる。上野駅で出迎えたのは就職先の鈴木オート社長・鈴木則文(堤真一)。社長自らの出迎えに歓喜する六子だったが…。

 西岸良平原作の人気コミックを、『ジュブナイル』、『リターナー』の山崎貴監督が実写映画化。
 これまでVFXをふんだんに使ったSFファンタジーで観客を魅了してきた山崎監督だが、今作ではその技術を駆使して昭和33年の東京を忠実に再現する一方、人情味あふれる演出で新境地を開いた快作だ。

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2005年11月 4日 (金曜日)

【映画評】ティム・バートンのコープス ブライド

死体の花嫁(コープス ブライド)を巡る切なくて心温まるファンタジー映画。

【満足度:★★★★☆】(鑑賞日:2005年11月2日)

 両親たちの思惑のために顔も合わせたこともないのに結婚することになったビクター(声/ジョニー・デップ)とビクトリア(声/エミリー・ワトソン)。浮かない気持ちで初めて対面した結婚前夜、お互いを知った二人は最初の不安はどこへやら、ほのかに惹かれあう。
 しかしビクターは結婚式のリハーサルで大失態。落ち込む彼はひとり街外れの森の中へ。そこで何度も求婚の言葉を練習するうち、うっかり死体の花嫁=コープス ブライドのエミリー(声/ヘレナ・ボナム=カーター)に求婚してしまう…。

 先ごろ『チャーリーとチョコレート工場』が公開されて間もないティム・バートン監督によるストップモーション・アニメーション(人形アニメ)。
 結婚を申し込まれたと勘違いした死体の花嫁を巡るピュアなハートフル・ストーリーだ。

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2005年6月10日 (金曜日)

【映画評】ビートキッズ

高校生たちの、音楽を通してぶつかり合う友情、弾ける青春。

【満足度:★☆】(鑑賞日:2005年6月4日)

 両親(豊川悦司、余貴美子)とともに故郷・岸和田から大阪市内の高校に転校してきたエージ(森口貴人)は、岸和田だんじり祭りのリズムを口ずさむのが口癖。
 そんなエージはある日の登校途中、同級生の女子三人組、タカタカ(辰巳奈都子)、マコマコ(松田まどか)、リンリン(前中潤子)からブラスバンド部に入らないかと勧誘を受ける。部長のナナオ(相武紗季)がエージの才能を見初めているらしい。
 最初は相手にしていなかったエージだったが、やはり気になって、放課後の音楽室を訪れる。が、そこに居たのは…。

 前半はブラスバンド部でマーチング・コンテストを目指し、後半は四人組のバンド「ビートキッズ」が文化祭の演奏を成功させようと頑張る、実質二部構成の音楽青春映画。

 最初に断っておくと、筆者はこの映画の製作に関ってました。ゆえに評価も多少は甘くなってしまう。
 しかし、それでもこの作品は映画として失敗作と言わざるをえない。

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2005年6月 7日 (火曜日)

【映画評】電車男

ヲタク青年の恋をネット掲示板の“名無しさん”たちが応援するピュア・ラブストーリー。

【満足度:★★★☆】(鑑賞日:2005年6月5日)

 オドオドしてまるでパッとしないアキバ系ヲタクの青年(山田孝之)はある日電車の中で、暴れるおじさん(大杉漣)から奇麗な女性(中谷美紀)を助けた。
 この女性に恋してしまったヲタク青年は、その夜、自称“電車男”を名乗ってネット上の匿名掲示板に相談を書き込む。すると瞬く間に多くの匿名の名無しさんたちから、この恋を成就させるための助言が投稿されてきた。
 名無しさんたちの励ましに支えられ、電車男は彼女にふさわしい自分に変えていこうと頑張り、やがて“エルメス”と名付けられたその女性との関係は、順調な展開を見せはじめるのだが…。

 有名なネット掲示板「2ちゃんねる」(http://www.2ch.net/)上で繰り広げられた匿名の住人たちのやりとりをまとめて出版した書籍を原作とするラブストーリー。
 掲示板上でのやりとりだけに関して言えば紛れもない実話なので、そういった観点で解説されることが多いが、映画的に考えて、王道をゆきながらも現代的なとてもよくできた恋愛映画

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2005年1月 3日 (月曜日)

【映画評】ゴジラ FINAL WARS

生誕50年目にして最後の闘いとなる怪獣王ゴジラの最終作。

【満足度:★★★】(鑑賞日:2005年1月2日)

 1954年に突如として東京に現れた大怪獣ゴジラも人類との激しい戦いの末、南極の氷の奥底に閉じ込められていた。
 しかし環境破壊の進んだ地球上にはゴジラ以外にも次々と怪獣が現れ、人類はいつ終わるともつかない戦いを強いられていた。そこに救世主の如く現れるX星人たち。圧倒的な科学力で瞬く間に怪獣たちを退治した彼らだったが…。

 『VERSUS-ヴァーサス-』や『あずみ』などスタイリッシュなアクション映画で知られる北村龍平を監督に、主演にはTOKIOの松岡昌宏と菊川怜を迎えて作られたゴジラシリーズ第28作目にして最終作。歴代の怪獣たちが多数登場して世界中で暴れ回り、豪華キャストで描いた最終作にふさわしい超大作。
 正直、あまり評判がよくないようだったので覚悟して観に行ったんだが、どうしてこうして、けっこうまともだった。

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2004年12月27日 (月曜日)

【映画評】下妻物語

ロリータ少女とヤンキー娘と友情を描いた青春映画の傑作。

【満足度:★★★★★】(鑑賞日:2004年6月29日)

 フリフリのロリータ・ファッションに身を包んだ少女・桃子(深田恭子)が、ひょんなことからスクーターを乗り回すヤンキー娘のイチゴ(土屋アンナ)と知り合った。
 マイペースを身上とする桃子は最初イチゴを避けようとするが…。

 まるで住む世界が違う二人の少女が知り合い、それぞれに不器用に友情を育んでいく姿を描いたこの『下妻物語』は、文句なしの青春映画、友情映画の傑作

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2004年12月24日 (金曜日)

【映画評】ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

13歳になったハリー・ポッターに新たな危機が迫る、大ヒットシリーズ第三弾。

【満足度:★★★】(鑑賞日:2004年6月26日)

 ホグワーツ魔法学校で3年生となったハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は人間の世界で魔法を使ってしまい、退学の危機に。
 一方、ハリーの両親を殺したとされるシリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)が牢獄アズカバンから脱獄。
 厳戒体制のホグワーツ魔法学校には、新任教師リーマス・ルーヒン(デイビッド・シューリス)が赴任するが…。

 大ヒットシリーズ第三弾。監督が変わって大きく作品のムードが変わった。
 筆者的には、ホグワーツの観光案内にしかみえなかった1作目、ハリウッド娯楽映画としての王道を行った感のある2作目、そして明らかにダークな方向へ方向転換した本作と、シリーズを追うごとに好みに近くなってきたようには思う。
 単品の映画としては2作目の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の方がまとまっていた印象なのだが、作品の持つムードは本作の方が上。

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2004年12月15日 (水曜日)

【映画評】ビッグ・フィッシュ

ほらふきお父さんと彼に相容れない息子の最期の交流を描いた心温まるファンタジー映画。

【満足度:★★★★☆】

 “現代のおとぎ話”なんて使い古された表現をあえて使いたくなるファンタジー映画の傑作。
 『バットマン』シリーズや『スリーピー・ホロウ』など、どちらかというと暗いファンタジー映画のイメージが強いティム・バートン監督の新境地。

 ジャーナリストのウィル・ブルーム(ビリー・クラダップ)の父親・エドワード(アルバート・フィニー)は、地元では有名な話し上手な大ほらふき。子供のころならまだしも、いくつになってもほら話を聞かされるウィルはそんな父をいつしか嫌うようになっていた。
 豪快な人生を歩んできたエドワードも今は病床の身。そこでの会話も何度も聞かされたほら話ばかり。そんなエドワードが最期のときを迎えようとしていた…。

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2004年7月18日 (日曜日)

【映画評】海猿 ウミザル

潜水士を目指す若者たちの友情と恋を描いた青春映画。

【満足度:★★★☆】

 潜水士になるべく全国の海上保安庁から集まった若者たち。
 地元では血気盛んな彼らのことを「海猿」と呼んでいた。

 日本版『愛と青春の旅立ち』といった趣で、王道をいく青春映画の快作。
 テンポがよく、美しい水中撮影も観ていて気持ちいい。

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2004年7月 9日 (金曜日)

【映画評】シーズ・オール・ザット

学園版『プリティ・ウーマン』な、爽やかな正統派青春映画。

【満足度:★★★】(初掲:2000年7月6日 映画徒然文集

 生徒会長で学園一女生徒からの憧れの的ザック(フレディ・プリンツJr.)にはやはり学園一美女の彼女・テイラー(ジョディ・リン・オキーフ)がいたが、高校卒業まであと8週間というときに突然新しい彼氏ができたからと言われ振られる。
 友人たちにもからかわれムキになったザックは、テイラーを見返すために悪友ディーン(ポール・ウォーカー)から持ちかけられた「学園一さえない女の子を6週間後のプロムパーティーのクィーンに選ばれる女性に仕立て上げる」という賭けに受けて立つ。そしてその相手に選ばれたのはネクラでさえない画家志望の少女レイニー(レイチェル・リー・クック)だった…。

 おおかたの賢明な読者の予想通りの展開&結末です。ハイ、おしまい。

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2004年7月 7日 (水曜日)

【映画評】守ってあげたい!

人気マンガ原作の菅野美穂主演、自衛隊を舞台とした少女の成長記。

【満足度:☆】(初掲:2000年3月19日 映画徒然文集

 安西サラサ(菅野美穂)は彼氏(高野八誠)に振られた腹いせに婦人自衛官になることを決意。
 サラサの配属された教育隊3班は、一癖も二癖もある個性派おちこぼれたち(宮村優子、白川みなみ、池田真紀、氏家恵、本橋由香、野村りの)ばかりだった。
 悪魔との異名を持つ中蜂あやめ(杉山彩子)班長による過酷な訓練に耐えながら、いつしか少女たちは成長していく。

 内容的には自衛隊のPR映画の域を出ず、物語として全編空回り。ここまで場当たり的な展開しかできない作品も珍しいと変なところに感心してしまう。

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2004年7月 6日 (火曜日)

【映画評】ファイト・クラブ

『セブン』のデイビッド・フィンチャー監督がブラッド・ピットと再び組んだ新感覚ムービー。

【満足度:★★★★】(初掲:2000年1月5日 映画徒然文集

 『エイリアン3』、『セブン』、『ゲーム』とミュージック・ビデオ出身の監督らしいスタイリッシュな映像で観客を堪能させてきたデイビッド・フィンチャー監督による挑発的映像の世界。
 不眠症に悩まされていたヤング・エグゼクティブ男(エドワード・ノートン)は自由奔放に生きるタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と出会い、本気で殴り合うことで自己啓発に目覚めていく。やがて同じような仲間が集まり自然発生的に“ファイト・クラブ”が組織されるが、カリスマ的リーダー・タイラーのやることはどんどんエスカレートしていき…。

 フィンチャー監督の集大成ともいえる作品に仕上がっている。
 「映画というメディアは21世紀にはこういう表現媒体となっていくのか」というのが第一印象。

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2004年7月 4日 (日曜日)

【映画評】レディ・キラーズ

トム・ハンクスが大悪党を演じる完全犯罪喜劇。

【満足度:★】

 黒人未亡人・マンソン夫人(イルマ・P・ホール)の住む一軒家に、空き部屋を借りたいと言って訪れる自称“教授”のゴースウェイト・ヒギンソン・ドア(トム・ハンクス)。
 口八丁にマンソン夫人を口説いて住み込むことに成功したドア教授は、実はカジノの地下金庫を狙う強盗団のリーダーだった…。

 観賞後に知ったんだが、この作品はおよそ半世紀前に作られた『マダムと泥棒』という名作のリメイクなんだそうな。筆者は旧作を知らないんで、比較はしようがないんだが、そう言われると確かに今回のこの『レディ・キラーズ』で描かれている強奪作戦はえらく古典的な方法だし、作品全体を包むのどかなタッチが見方を変えるとレトロっぽい雰囲気を漂わせていて、妙に納得。

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2004年7月 3日 (土曜日)

【映画評】マトリックス

斬新な映像とキアヌ・リーブスの復活が話題のSFアクション大作。

【満足度:★★★】(初掲:1999年9月12日 映画徒然文集

 今暮らしているこの世界は仮想現実で人間はコンピュータのためのエネルギー源として栽培されながら、夢見ているだけである。この偽りの現実から人々を解き放つため、一人の男(キアヌ・リーブス)が救世主として選ばれた…。

 斬新な映像で話題のSF大作。
 確かにアクションシーンの素晴らしさは特筆に値する。予告編でも流れていたクライマックスの銃撃戦は映画史に残る名シーンだと思う。
 これをリアルタイムに観とくためだけでも、時間を割いてお金払って観に行く価値はある。

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