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2006年4月16日 (日曜日)

【製作日誌:映画E】クランクイン!

 ついに某地方都市にてクランクインしました!
 予報に反して朝から晴れて青空が。これに監督も気をよくしたのか飛ばしまくる飛ばしまくる。
 いきなり予定表にもロケマップにもないロケ地に移動となったかと思えば、そこは勘違いだったとまたロケ地移動。その後さらに明日撮影予定だったロケ地に移動。初日からあっちに行ったりこっちに行ったり振り回されっぱなし。それでもなんとか初日の撮影は終了。
 うちら製作部も大変だけど、準備パートは皆てんやわんや。美術さんも予定外のロケ地で準備中、笑いながらぼやいてたよ。高齢の監督だからのんびりペースの撮影のはずなのに、そんじょそこらの監督なんかよりよっぽどか慌ただしい。

 でも、こんな状況を楽しんでる自分がいるんだよなあ。こういう現場は今時そうそうないからおもしろくてしょうがない。大変なんだけど、どんな現場だって大なり小なり大変なことはあるわけで、そう割り切っちゃえば普段できない貴重な体験。
 並の監督でこんなに現場を振り回してたら不平不満噴出しまくりで暴動でも起こりそうなもんだが、この監督だとこんな現場が(結果的に)普通に成立している。
 先発して現場移動した監督が車を降りるなり、「ここじゃない」と言って現場変更。ロケマップにない現場にすでに移動を開始してた大撮影隊がさらにみんなして別の現場を移動する。
 予定表になくったって、監督が「今日はあそこで撮りたい」と言ったら、準備パートが今日そこで撮影できるように準備して待ちかまえる。
 スケジュール絶対主義の完璧主義でやってたらストレスで倒れてしまいそうな、とんでもない展開。良く言えば柔軟な現場、古き良き監督絶対主義の現場。監督という存在が絶対的カリスマである数少ない生き残りと言っていい大監督。
 今の時代に、そんな現場、こんな監督の作品に参加できていることが嬉しくてしょうがない。

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